2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22610012
|
Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
臼井 雅美 横浜市立大学, 医学部, 准教授 (50349776)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坂梨 薫 横浜市立大学, 医学部, 教授 (60290045)
園部 真美 首都大学東京, 健康福祉学部, 准教授 (70347821)
勝川 由美 横浜市立大学, 医学部, 助教 (20438146)
鍋田 美咲 (小林 美咲) 横浜市立大学, 医学部, 助教 (00567555)
|
Keywords | 子育て支援 / 高年初産婦 / 親子 |
Research Abstract |
1.研究目的 出産の高年齢化が進む今日、妊娠・出産だけではなく、長期的な育児も含めた親子への支援体制づくりが急務である。特に高年初産婦の重要なサポートとして欠かせない夫も含めた支援プログラムが必要であるが、高年初産婦の夫に焦点をあてた研究はみられていない。そこで本研究は、近年の出産の高年齢化に伴い、高年初産婦親子への支援モデルへの構築をめざし、現代における育児支援の一助とするため、高年初産婦とその夫に焦点をあて、出生から1歳までの期間を縦断的に調査し、親子相互作用とその後の育児から親子関係の特徴を明らかにすることを目的とする。 2.実施計画 1)親子関係に焦点をあてた出産の高年齢化に関する文献研究 2)文献情報をもとに自記式質問紙の検討・作成 3)調査の実施 平成22年度は対象者のリクルートおよび産褥入院中と産後3~4か月に質問紙調査法および母子の観察法による縦断的研究を行った。産褥入院中はCES-D(合衆国国立精神保健研究所疫学的抑うつ尺度)を、産褥3~4か月の家庭訪問時にはCES-D,GHQ30(General Health Questionnaire精神健康度),日本版PSI(Parenting Stress Index)による育児ストレス,Network Survey(個人・専門家のソーシャルサポート)および母子・父子相互作用の観察法としてNCATS(Nursing Child Assessment Teaching Scale)による遊び教示場面NCATSを実施した。平成22年度調査では平成22年11月~平成23年3月までに研究承諾を得た対象は高年初産婦夫婦14組、コントロール群30組で産褥入院中の調査を行い、平成23年2月より3~4か月後の家庭訪問調査を実施している最中で、現在も対象者のリクルートおよび調査が継続中である。
|