2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22610016
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Research Institution | Surugadai University |
Principal Investigator |
塚本 美恵子 駿河台大学, メディア情報学部, 教授 (10275927)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
五嶋 正治 東海大学, 文学部, 准教授 (40439683)
田中 真奈美 東京未来大学, 講師 (60454188)
山田 光穂 東海大学, 情報通信学部, 教授 (60366086)
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Keywords | 子ども学 / 教育工学 / 映像メディア / 視聴覚教育 / 異文化理解 |
Research Abstract |
本研究では、子どもたちが映像・音声・文字やノンバーバルな複合的な情報を大量に伝達する映像メディアメッセージをどのように読み解いていくのかを、特に文化理解の側面に焦点を当てて日米で比較研究することを目的としている。 昨年から本年前半にかけては、研究代表者が在外研究中のアメリカ・カリフォルニア州にある日米バイリンガルプログラム校、スペイン語と英語のイマージョンプログラム校、私立小学校の3小学校で視聴調査を実施することができた。当初は日本人とアメリカ人の子どもたちの比較を予定していたが、文献調査の結果などから「バイリンガルアドバンテージ」の報告があったことから、調査対象を「バイリンガル対モノリンガル」とし、バイリンガル児童は「日米バイリンガル対スペイン語と英語のバイリンガル」児童を対象とした。 この視聴調査は、子どもたちが映像を視聴する様子の記録映像を使用して分析するための保護者の同意書が必要になるなど手続き的な複雑さから現地の小学校ではなかなか協力を得られなかったが、結果的に3校での協力を得ることができた。視聴調査は主に小学校4年生を中心に横断的な視聴調査を実施したが、私立小学校では、小学校4年生から8年生までの縦断的な調査も実施した。小学校4年生のフォーマティブ・リサーチ分析については、現在、8割程度の分析を終え、口頭と論文で発表している。 眼球運動測定装置による調査については、日本を訪問する日系アメリカ人児童1名を含む7名の児童の測定を8月に実施し、現在、研究代表者と研究分担者で分析中である。
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Research Products
(4 results)