2011 Fiscal Year Annual Research Report
リアルタイム式体内設置型放射線照射量測定システムの開発
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22611002
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
細貝 良行 東北大学, 大学院・医学系研究科, 助教 (90451525)
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Keywords | 照射線量 / 人工ルビー / フォトンカウンタ / 光ファイバー / X線線量計 / リアルタイム / 放射線治療 / 治療計画 |
Research Abstract |
現在までに、購入したフォトンカウンタの基礎的特性・評価を行った。具体的には下記に示す。 ・フォトンカウンタのX線線量に対する依存性 ・診断領域X線における直線性の評価 ・放射線治療領域におけるX線線量と線質に対する直線性の評価 これらの評価を行い、実際の使用に耐えることを確認し、豚肉を使用したファントム内に人工ルビーを挿入し、得られた光との相関を検討した。これらに関し大変良好な結果が得られたが、当初予定していたフォトンカウンタを2台同時に使用した本研究独特の同時計数機構を確認するためには、プローブを設置する位置を常に対向とし、一定とすることが大変困難であり、現在このあたりをいかにするかの検討を行っているが、現在所持している機器でできる範囲でデータをそろえ実験を行っている。 得られたデータを基にして、昨年までの目標であった特許を現在申請中(特願2012-048673)であり、昨年までの目標を達成したものと考える。特許甲請準備のため学会等の報告は避けていたが、本年度より順次、学会・論文等で報告する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
当初の目標であった特許の申請を達成した。今後、学会・論文等での発表を行うことで研究の成果が十分達成されると考える。
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Strategy for Future Research Activity |
特許申請の関係により、学会等での報告を控えていたが申請が完了したので、今後は論文を含めた発表を行い成果を報告することに主体を置くこととする。 本年度で本研究は完了となるが、さらなる発展を目指し、また実際の臨床での使用を目的として、次年度も研究費の申請を行うことを予定している。本研究により基礎データを含めたバックグランドはできあがったので、これを基にした装置構成を現在検討中であるが、かなり大がかりな構成となり得るため新たな科研費申請は必需であると考える。
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Research Products
(1 results)