2011 Fiscal Year Annual Research Report
未来世代へ持続可能な製品サービス・システムにおける革新的エコデザイン
Project/Area Number |
22615010
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
UEDA EdilsonS 千葉大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (50436341)
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Keywords | エコデザイン / エコプロダクト / サステナブル / 持続可能の開発 |
Research Abstract |
革新的エコプロダクト・システム」の3点のサブ・テーマは、以下のように、締結された。 1.調査の結果、現在のエコデザインは、環境負荷を低減する機能の実現を目指すデザインと人々の心に環境への配慮を呼びかける"意識啓発"のデザインに二分されていることがわかった。そこで私たちは、今後は一つの製品の中で二つの方針を両立する必要があると考え、製品機能と強い関連を持つ新しい意識啓発の方法を模索し、「"エコ機能"と"意識啓発"を両立したデザイン」として以下の4つを提案する。((1)『エコに拒否反応を示す』人にエゴや自然に興味を持たせる。(2)『知ってはいるが積極性は無い』人に意欲を持たせる。(3)『意欲はあるが行動が伴わない』人に参加を促す。(4)『積極的に行動を行っている』人に、回りの人にも意識を伝えさせる。)を提案した。そして、この4つのデザインに対してヒアリング調査を行い、・今回提案した方針の有用性を検証した。2.日本の企業において、エコ・リデザイン(環境を考慮して従来製品の改善をはかる)段階に関与している主業デザイナーたちの役割について調査・分析し、環境を意識した製品開発に対する彼等の姿勢について考察することである。アンケート調査の結果、個人としてのデザイナーは、今日の環境問題の解決に向けた積極的な姿勢を示したが、企業内のデザイン部門に働く立場では、受動的になる傾向が見られた。 3.著者は日本企業でエコデザインの戦略に関与する工業デザイナーの役割をチェックして、エコ効率的なサービスと市場に持続可能な製品の促進のための新しい可能性を調査している。デザイナーのコンセプトに対して、企業により採用されるエコデザインの戦略は、製品の環境上の改善の発展に焦点を合わせたものとして、特徴づけられた。それは、急進的な持続可能な設計コンセプトを示してはいない。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
調査の結果、現在のエコデザインは、環境負荷を低減する機能の実現を目指すデザインと人々の心に環境への配慮を呼びかける"意識啓発"のデザインに二分されていることがわかった。
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Strategy for Future Research Activity |
持続可能な製品サービスとサービスシステムに対する消費者の新たな価値と姿勢の研究;製品サービスとサービスシステムのより持続可能な製造と消費のためのメソッドとツールの研究。課題:a.なぜ消費者がエコプロダクツを購入しないのかを特定する;b.持続可能性を高める製品やサービスを使用することに、消費者の関心を向ける方法を編み出す;c.持続可能な製品とサービスに対する消費者意識を高めるため、効率的な戦略(コミュニケーションメソッドやツール)を練り上げる.
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Research Products
(3 results)