2010 Fiscal Year Annual Research Report
実物大・実操作可能な3Dスケッチに基づくデザイン環境の実証的研究
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22615015
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Research Institution | The University of Electro-Communications |
Principal Investigator |
田野 俊一 電気通信大学, 大学院・情報システム学研究科, 教授 (50282918)
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Keywords | 創造的活動支援 |
Research Abstract |
3次元空間に実物大にスケッチすることによりデザインし,さらにその実物大のスケッチを3次元空間で人間が体を屈めたりしながら操作・評価・修正できるデザイン空間を設計した. 実物大スケッチUI,スケッチの選択UI(移動,コピー,動きの定義に選択が必要),動き方の定義UI,操作するUIが重要であり,自然なユーザインタフェースを設計した. デザイン環境の実現としては,表示デバイスとしてシースルー型の立体視HMDを用い,3D位置センサをスタイラスペンとユーザの視点,および向きを測るため頭に取り付ける構成とした.視野角が広く高精細で安価な市販品のシースルー型立体視HMD用いて試作した.また,高精度な広域位置センサを試作し,4m×6mで高さ3m程度の空間のどこでも描画可能とした. 複数人のデザイナがいろいろな向きからスケッチに回りこんでデザインでき,さらに,デザイナ自身の腕や手が見え,また実世界との対応ができることで,デザイナが身体性を用いて協調できるデザイン空間を実現した.
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Research Products
(1 results)