2012 Fiscal Year Annual Research Report
多文化共生のデザイン:国際教育時代における学生宿舎の建築学的研究
Project/Area Number |
22615021
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
鈴木 在乃 京都大学, 理学(系)研究科(研究院), 講師 (20467442)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 みさ子 大阪産業大学, 人間環境学部, 准教授 (30340615)
河合 淳子 京都大学, 国際交流センター, 准教授 (70303922)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 国際交流 / 国際教育 / 宿舎 / 住宅 / 国際化 / 留学生 / 中国人 / 建築教育 |
Research Abstract |
本研究課題に関連して国内学会誌(和文)3本、国際学会誌(英文)2本の査読付論文を発表した他、国際学会4回、国内学会3回の発表を行った。中でも重要なものとしては、昨年度までに実施した研究を総括した内容の論文が、建築計画分野において最も権威のある日本建築学会計画系論文集に採用され、第78巻第686号(2013年4月発行)に掲載された。また米国の国際学生宿舎における多文化共生の事例研究について、中国北京で開催されたOBI2012においても口頭発表と論文発表を行った。 この採用に至るための修正要望に応えるため、既往研究を1978年まで遡ってもう一度精査し直し、さらに比較を行うため、一般の日本人に対しても大規模な住宅意識アンケート調査を3度にわたって行った(第1回目563名、第2回目446名、第3回目226名)。その中で、日本人はまだ多文化共生の経験は少ないが、これから外国人と集住していく可能性は十分にあることがわかった。 さらに今年度は、新しい取り組みに特色のある国内外5つの国際学生宿舎(一橋大学・中央大学・立命館アジア太平洋大学・長崎大学・チュラロンコン王立大学)を訪問し、管理者および居住者に対する聞き取り調査を行い、管理者の関わり方の様々なパターンやその重要性について考察した。これをもって当初計画していた情報収集をほぼ終えることができた。 「国際教育」という観点から、留学生が日本独自の居住空間をどのように認識しうるのかについても調べるために描画作成や質問紙調査を行い、その結果を論文にまとめ、留学生教育、日本建築学会建築教育研究報告論文集、iaSU2012選抜論文集に発表した。さらに日本を含めた東アジアの人々が居住空間をどう認識しているかについても調査を行い、その結果を国内学会の他、香港、韓国、タイで開催された国際学会においても発表し、周辺諸国の研究者と情報交換を行った。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(13 results)