2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22615027
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
岩宮 眞一郎 九州大学, 芸術工学研究科(研究院), 教授 (60112356)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高田 正幸 九州大学, 芸術工学研究科(研究院), 助教 (40315156)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | デザイン / 音 / 感性 / 製品音 / サイン音 / 映像 / サウンドスケープ / 主観評価 |
Research Abstract |
本研究は,製品音のデザイン,サイン音のデザイン,サウンドスケープ・デザイン,映像の音のデザインなど多方面に関わる音のデザイン分野に関して,多角的な調査研究,印象評価実験を実施し,音のデザインの必要性を示し,どのようにデザインすれば音を効果的に利用できるのかのデザイン指針を示すとともに,「音のデザイン」の重要性を広報することを目的としています。「音のデザイン」の必要性,可能性,将来性を広報するために,日本音響学会において「自動車車室内の音環境の快適性をデザインする」「音のデザインと知覚,そして評価」のスペシャルセッションを企画致しました。 日本人間工学会において,安全と安心と快適性を提供してくれる音環境のデザインのあり方を幅広く考察するために,「音環境の安全と安心と快適性をつくる」シンポジウムを企画し,「HV車や電気自動車の近接報知音のデザインに関する研究」「携帯型音楽プレーヤ使用者の音環境の実態」に関する研究成果を発表しました。 映像作品の印象の連続測定を行い,音が映像作品のおもしろさに及ぼす影響,音と映像が調和する要因などについて,検討を行いました。さらに,映画監督黒澤明がときおり使った「音と画の対位法」と呼ばれる,わざと音と映像を調和させない手法の効果を明らかにしました。 昨年度の研究を継続し,若者を中心に広く利用されている携帯型音楽プレイヤーの使用状況や利用意識に対するアンケート調査を実施し,音楽聴取時の聴衆レベルを測定し,音楽聴取時の環境音の認知に関する調査研究を実施してきたが,その中で明らかになってきた聴取レベルの男女差についてより詳細に検討し,男性の方が聴取レベルが高いこと,同じ音圧レベルの音に対して,女性の方が大きく感じていることを明らかにしました。 音響デザイナーに必要とされる音に対する感性を獲得するための訓練方法についての研究継続して行いました。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(26 results)