2012 Fiscal Year Annual Research Report
テレビ・ゲームの印象と難易度を変化させるための音楽設計方法に関する研究
Project/Area Number |
22615043
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Research Institution | Kanazawa Institute of Technology |
Principal Investigator |
山田 真司 金沢工業大学, 情報フロンティア学部, 教授 (10200742)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | ゲーム音楽 / ゲームの成績 / フロー体験 / 音楽の印象 / ゲームの印象 / Semantic Differential法 |
Research Abstract |
平成23年度までにスロットマシン・タイプのゲームを用いて、音楽を構成するパラメタのうち、テンポ、スペクトル重心、音圧レベルを変化させた場合の印象と遂行成績の変化について調べた結果、スペクトル重心、および、音圧レベルが音楽の「さわやかさ」およびゲームの「快適性」を大きく変化させ、さらに、ゲームの遂行成績に大きく影響を及ぼす様子が示された。 本年度は、上記の研究を発展させ、(1)そもそも音楽の印象がどのような次元で構成されるのかについて、大規模な楽曲群を刺激に用いた心理実験によって明確にした。(2)音楽を構成するパラメータのうち、テンポ、スペクトル重心、音圧レベル、調性(長調/単調)が音楽の印象をどのように左右するのかについて定量的な関係を明らかにした。ここでは、系統的に様々なパラメータを変化させた刺激群を用いた「明るさ」と「緊張感」に関するシェッフェの一対比較法、および、多次元尺度構成法を用いた。(3)スロットマシン・タイプのゲームを用いて音楽を構成するパラメータ→音楽の印象→ゲームの印象→ゲームの遂行成績の機序を定量的に明らかにした。(4)スロットマシン・タイプのゲームにおける上記の機序が、野球ゲームでも同様に適用されるのかについて検討を行った。その結果、やはり音楽によって大きくゲームの成績が左右される様子が示された。また音楽によって、「フロー体験」と呼ばれるいわゆる「ゲームにハマる」状態を導出できることが示された。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(14 results)
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[Presentation] 和音の印象について2012
Author(s)
朝日陽介,江村伯夫,山田真司
Organizer
日本音響学会音楽音響研究会
Place of Presentation
東京・東京芸術大学千住キャンパス
Year and Date
20120823-20120823
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