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2010 Fiscal Year Annual Research Report

人の生理活動レベルに基づく「時間」の定義とその利用法

Research Project

Project/Area Number 22650138
Research InstitutionNagoya University

Principal Investigator

大日方 五郎  名古屋大学, エコトピア科学研究所, 教授 (50111315)

Keywordsリハビリテーション科学 / 福祉工学 / 健康・福祉工学 / 生活における時間
Research Abstract

1) 単位時間当たりのタスク処理置から、生理的時間を定義することを目的として、クレペリンテストと画像からのアイコン探索課題実験を行った。単位時間当たりのタスク処理量と生理的時間を決めるために必要なタスク処理効率と生理指標(血圧、心拍など)や眼精疲労の指標であるフリッカーテスト値との関係を解析した。生理指標はタスク処理中に15%までの変動を示し、タスク処理量の変動より大きいことを見出した。
2) 新たに定義する生理的時間が、人が感じる時間の流れとどのような場面や状況で、同じ傾向にあるのかを調べる必要がある。この傾向の一致は、新たに定義した生理的時間が人々の「生き方計画」の指標として受け入れられるかどうかに大きな影響を与える。したがって、できるだけ傾向が一致(できるだけ線形的な関係になる)することが望まれる。これを調べるために、先に述べたクレペリンテストと画像からのアイコン探索課題の実行前後、実行の中間時点で主観評価を実施した。タスク時間が40分程度と短かったために主観評価における変動が小さく、明確な関係を見出すことができなかった。この問題点は、23年度の研究において課題と主観評価の見直しを行って解決するつもりである。
3) 実験結果を整理することにより、タスク処理量に基づく新たに定義した生理的時間が、生理指標を補助指標として定量的に計測可能であることがわかったので、次年度では、人が感じている時間の流れとの関係を明らかにする研究を進める。

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Published: 2012-07-19  

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