2012 Fiscal Year Annual Research Report
粒子概念に基づいて自然現象を動的に表現する科学教育用ソフトと実践モデルの開発
Project/Area Number |
22650193
|
Research Institution | University of Miyazaki |
Principal Investigator |
中山 迅 宮崎大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (90237470)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
林 敏浩 香川大学, 総合情報センター, 教授 (90264142)
|
Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
|
Keywords | 粒子概念 / 科学教育 / ソフトウエア / 理科授業 / アニメーション |
Research Abstract |
本年度は、特に、理科授業用動画作成支援ソフトウエアGalopの動画作成過程可視化システムの開発を行った。開発したソフトウエアGalopを用いた授業実践の結果から、Galopには児童が動画を作成したときの詳細な動画作成過程を教師が見ることができないという問題点があることがわかった。この問題により、現状では,教師が児童の作成した動画を分析するときに多くの時間と手間を要し、また、児童の思考過程を読み取ることが困難である。そこで,児童がGalopを用いたときの動画作成過程を可視化し、教師による児童動画分析を支援するシステムの開発に取り組んだ。まず、可視化が必要な項目や可視化における条件を調査し,それをもとに可視化手法の検討を行い、操作の時間と内容を時間軸上のセルの位置と色で表現する、表形式による可視化手法を採用した。また、教師が分析したい項目や状況に合わせて可視化手法を選択し、効率よく分析を行えるように、特徴の異なる5種類の可視化手法を提案して選択できるようにした。さらに,教師が状況に適する可視化手法を短時間で選択できるように、テンプレートを作成することで、教師による児童動画分析の誘導を試みた。そして、大学生を対象とした利用実験を実施し、提案した可視化手法をテンプレートによる誘導に従って用いることで、児童の動画を短時間で容易に分析可能であるかを確認した。その結果、短時間での児童動画分析が可能であるということがわかり、その結果に基づき、実際にシステムの実装を行った。なお、これらに関する研究成果は教育システム情報学会研究会などで発表した。
|
Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|