2010 Fiscal Year Annual Research Report
社会構築主義的能力観に基づく新しい形成的教育評価手法の研究
Project/Area Number |
22650208
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Research Institution | The Open University of Japan |
Principal Investigator |
加藤 浩 放送大学, ICT活用・遠隔教育センター, 教授 (80332146)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山下 淳 筑波大学, システム情報工学研究科, 講師 (80345157)
鈴木 栄幸 茨城大学, 人文学部, 教授 (20323199)
永井 正洋 首都大学東京, 大学教育センター, 教授 (40387478)
葛岡 英明 筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 教授 (10241796)
久保田 善彦 上越教育大学, 大学院・教育研究科, 准教授 (90432103)
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Keywords | 教育工学 / 分散協調教育システム / 教育評価 / 協調学習 / 形成的評価 / 社会構築主義 / 知識社会学 / 認識論 |
Research Abstract |
本年度実施した項目は以下の通りである. 1)Sounding Boardシステムの改良(ハードウェア) 2)評価端末(PDA)におけるユーザビリティの検討 3)評価実験 4)来年度実施する実験の計画立案 1)については、2つのシステムを開発した。一つは、参加者が着用するバッジ本体に評価情報を表示するシステム、もう一つはグループディスカッション全体をビデオカメラで撮影し、その画像を全員から見える場所に表示しつつ、評価内容を重畳して表示する方式である。いずれの方式も評価データがサーバに登録され次第即座にその内容を表示する必要があるが、十分な処理速度が確保できていることがわかった。これらのシステムが相互評価においてどのように寄与しているかについては、来年度の実験で検証する。 2)については、従来から研究されているPDAの片手操作や歩きながらの操作に関する研究を参考に、PDAからの入力を片手で行えるシステムを設計し、ユーザビリティ評価を実施した。具体的には、PDAの液晶をタッチする親指を自然に動かせる範囲をシステム利用時に登録させることで、その範囲内に評価対象のアイコンや、評価内容のボタンを表示した。システムの評価には、二重刺激課題法を用いた。統制群を従来の表示方法、実験群を今回作成した表示方法としてパフォーマンス評価を行った結果今回開発した表示方法の方が有意に早い速度で、かつ正確に入力できることが分かった。
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Research Products
(20 results)