2012 Fiscal Year Annual Research Report
中国の食の安全・安心・信頼を巡るリスクコミュニケーションの構築を目指す実践的研究
Project/Area Number |
22651014
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
三好 恵真子 大阪大学, 人間科学研究科, 准教授 (60294170)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
許 衛東 大阪大学, 経済学研究科, 准教授 (10263344)
木村 自 大阪大学, 人間科学研究科, 助教 (10390717)
田中 仁 大阪大学, 法学研究科, 教授 (60171790)
山田 康博 大阪大学, 国際公共政策研究科, 准教授 (70243277)
宮原 曉 大阪大学, グローバルコラボレーションセンター, 准教授 (70294171)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 中国 / 食品 / リスクコミュニケーション / 安全・安心 / 環境 / 環境アセスメント / 実践 / 国際交流 |
Research Abstract |
中国の食の安全性と関連諸問題は、現在世界的に注視され、社会的・政治的波及も伴いかねない重要な課題の一つである。そこで本研究は、食におけるリスクコミュニケーションの協働基盤の多次元的構築を目指す学際的プロジェクトである。さらに次世代研究者を対象に参加型リスクアセスメントを実現することにより、両国間の摩擦を解消するような社会的コンテクストを導くことを試みた。本年度は最終年度として総括を行いつつ、成果の概要は以下の通りである。 1.教育ネットワークの構築、関連教材作成:大学院の副専攻的制度「大阪大学高度副プログラム」において一昨年度より「現代中国研究」実施し、特に本プロジェクトメンバーが主体的な役割を担うとともに、今年度は講義教材も完成できた。また12月の集中講義では、中国の環境問題に関するワークショップを実施して若手研究者の交流空間を創造した。 2.国際シンポジウムにおける中国研究者との交流, 共同研究による論文集の中国での出版:8月に台湾東華大学にて開催された日中台の共同開催による「第六回現代中国と東アジアの環境 国際学術シンポジウム」において、本年度も組織運営に主体的に関わり、プロジェクトメンバーは参加・報告も行い、大学間交流を深めた。さらにこれまでの実績を論文集としてまとめ、中国での出版を果たした。 3.公開シンポジウム並びに日中学生フォーラムの開催:学会と共催による公開シンポジウム「食の安全・安心・信頼―相互理解を醸成するコミュニケーション―」を開催し、好評を博した。また中国人留学生と日本人学生によるフォーラム「ともに学ぶことの意味」を主催し、日中双方の理解と信頼を深め、今後の協働の可能性を確認できた。 4.研究成果の学術界への公表、報告書の作成:各メンバーの専門性から研究成果を論文・書籍として公表し、その意義と知見を還元した。本プロジェクトの総括として最終報告書を作成した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(42 results)