2011 Fiscal Year Annual Research Report
ファジィランダム変数とランダムファジィ変数を含む対話型多目的多重レベル計画法
Project/Area Number |
22651060
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
坂和 正敏 広島大学, 大学院・工学研究院, 教授 (70093507)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
片桐 英樹 広島大学, 大学院・工学研究院, 准教授 (40325147)
松井 猛 広島大学, 大学院・工学研究院, 助教 (50512505)
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Keywords | ファジィ変数 / ランダム変数 / 多目的システム / 多重レベルシステム / ファジィ計画法 / 確立計画法 / 多目的計画法 / 対話型意思決定 |
Research Abstract |
本研究課題では,確率論的不確実性とファジィ論的曖昧性を同時に取り入れた,究極の意味での不確実性の下での多目的多重レベル計画問題の定式化を遂行するとともに,上位レベルの意思決定者と下位レベルの意思決定者がお互いの立場をわきまえて,可能な限りレベル間の満足度をバランスよく達成させるようなそれぞれの意思決定者間の対話を考慮した新たな対話型多目的意思決定手法の開発に焦点が当てられ,(1)現実の意思決定状況のランダム性とファジィ性を同時に考慮した究極の数理計画法として,ファジィ数の実現値が確率的に変動するファジィランダム数理計画法のみならず,平均や分散がファジィ数であるようなランダムファジィ数理計画法の定式化に関する研究と(2)上位レベルと下位レベルの意思決定者の間の対話をも考慮した多目的多重レベル計画法への統合と一般化を目指して,一般化不確実性状況下での対話型意思決定手法に関する研究の2種類のテーマに分類される.これらの研究テーマへの挑戦に際して,本年度の研究成果として,ファジィ性とランダム性を考慮したファジィランダム変数係数を含む多重レベル計画問題を定式化するとともに,レベル集合や可能性に基づく確率最大化や満足基準最大化に基づいて,下位レベルの意思決定者の満足度とのバランスを考慮しつつ対話的に上位レベルの意思決定者の満足解を導出するという対話型意思決定手法を提案するとともに,関連分野への数多くの研究成果も得られ,内外の学術雑誌に掲載された.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度の研究成果として,ファジィ性とランダム性を考慮したファジィランダム変数係数を含む多重レベル計画問題の定式化とレベル集合と可能性に基づく確率最大化ならびに満足基準最大化に基づいた対話型意思決定手法を提案することができた.
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Strategy for Future Research Activity |
確率論的木確実性とファジィ論的曖昧性を同時に取り入れた,究極の意味での不確実性の下でのさまざまな多目的多重レベル計画問題の定式化の遂行と,定式化された問題に対して,上位レベルの意思決定者と下位レベルの意思決定者がお互いの立場をわきまえて,可能な限りレベル間の満足度をバランスよく達成させるようなそれぞれの意思決定者間の対話を考慮した新たな対話型多目的意屠決定手法を開発する.特に,これまで遂行してきたファジィ数の実現値が確率的に変動するファジィランダム変数を含む問題のみならず,平均や分散がファジィ数であるようなランダムファジィ変数をも含む多目的多重レベル最適化問題の定式化を試みるとともに,対話型多目的多重レベル最適化手法の提案と実システムへの応用を遂行する.
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Research Products
(25 results)