2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22652013
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
堀田 真紀子 北海道大学, メディア・コミュニケーション研究院, 准教授 (90261346)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | オルタナティブ・カルチャー・コミュニティ / サンフランシスコ / カウンター・カルチャー / 予示的政治 / ストリートカルチャー / パブリックスペース / ジェントリフィケーション / 内発的権力 |
Research Abstract |
「ストリートピア」というサンフランシスコのストリートカルチャーを集大成しながら、都市の再開発やパブリックスペースの行動規制といった、今、この町が直面する問題について再考するためのアートイベントの視察をするために、4月26日から5月6日までサンフランシスコ訪問。ちょうどメイ・デーにちなんだ「オキューパイ」運動の催しも目白押しで、とくにOccupy Oaklandの参与観察に力を入れた。ほかにも、SANEというパントマイムのゲリラシアターのアクションも参与観察することができた。 これまでの研究成果を、とくに(Park)ing Dayと、Sidewalks for Peopleといった、道路をパブリックスペースとして奪回しようとするアートプロジェクト、アクションを中心に報告をまとめ、7月24日には、イギリス、リバプールで開催された国際学会、 The Arts in Societyで研究発表した。その内容は査読審査もクリアして、翌年2月には、同学会の雑誌に論文として掲載されることになった。 9月19日から10月1日にかけてもサンフランシスコにわたり、Critical Massという自転車アクティビズムの運動の20周年記念の行事を参与観察する機会にもめぐまれた。Scott Williams といったサンフランシスコのストリートアーティストが、ちょうど展覧会をしている時期と重なり、彼にも詳細なインタビューをする機会にめぐまれた。 その後は、3年の研究成果を集大成すべく、冊子作りに集中し、『芸術の社会機能―ー社会を変える文化の条件―ーサンフランシスコのオルタナティブ・カルチャー・コミュニティを例にして』を書き上げ、3月末日には刊行することができた。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(5 results)