2011 Fiscal Year Annual Research Report
幼児英語活動における標準指導マニュアルの作成及び教材開発
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22652060
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Research Institution | Aomori Akenohoshi Junior College |
Principal Investigator |
坂本 明裕 青森明の星短期大学, 子ども学科, 教授 (80225804)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
福士 洋子 青森明の星短期大学, 教授 (10228885)
成田 恵子 青森明の星短期大学, 准教授 (00172586)
江口 真理 青森明の星短期大学, 准教授 (70222495)
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Keywords | 幼児英語 / 小学校英語活動 / 指導マニュアル / 教材研究 / 指導法 |
Research Abstract |
本研究は、保育場面における英語活動について、年齢に応じた指導内容・指導法の研究と教材の開発を目的としたものである。研究にあたっては、特に(1)子どもの言語、認知面での発達の観点などを重視した。 本年度は、主に次の3つの点について研究を進めた。(1)実際に英語活動を行っている幼稚園での英語活動を観察し、指導内容、指導者の子どもとの関わり、子どもの反応を分析する。(2)ヴィゴツキー、ピアジェなどの発達理論、及びクラッシェンなどの第2言語習得の立場から研究する。(3)上記(1)(2)を基にして、英語活動における基本原理、及び活動のねらいを考察し、指導案及び教材を作成する。 幼稚園などでの実践例からは、英語活動を日常の保育活動の一環として捉え、子どもの実情をよく知っている指導者が指導することが望ましく、遊びの要素を多く取り入れた活動が効果的で、年齢の違いは、教材や指導法の違いではなく、指導の深みの変化として捉えるべきだとの知見を得た。 英語活動を行う上での基本原理として、(1)幼稚園教育要領などの視点から、指導者と子どもとの関係性が重要なこと、園の通常のカリキュラムとは密接に連動しているべきこと、また、(2)遊びや子どもの発達の視点から、子どもの発達段階や実態に即した遊びを多く取り入れること、指導にあたっては子どもの状況を把握しながら、その場に応じた活動を臨機応変に選択する必要があること、TPRなど子どもが実際に体を動かして体験する活動を活用することなどをあげた上で、そうした考え方に基づいて年間指導計画及び、教材例を作成した。
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Research Products
(1 results)