2010 Fiscal Year Annual Research Report
東北アジア地域の実践的技術者育成のための英語教育システム開発
Project/Area Number |
22652061
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Research Institution | Ube National College of Technology |
Principal Investigator |
南 優次 宇部工業高等専門学校, 一般科, 准教授 (40249850)
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Keywords | 東北アジア / PDCAサイクル / 実践的技術者 / 国際研究者交流 / ロシア:中国:韓国 |
Research Abstract |
本研究の目的は、日本・極東ロシア・中国・韓国4ヵ国で構成する東北アジア地域の英語教育現場で運用可能なシステムを、実践的技術者育成のために開発することである。 今年度は、具体的な活動として、提携校での学生のインターンシップに参加し、本プロジェクトを紹介する努力をした。各大学で、「アムール・オホーツクプロジェクト」という大規模な日中露による共同研究が実施され、「魚付林」の概念が重要であることを紹介した。 また、教科書作成についても学生、教員に対して、情報収集協力を求めた。韓国プギョン大学では、「Korea-Japan Joint Interdisciplinary Seminar on Management and Information」に参加し、「Introduction of the concept of "Fish-Breeding Forest and my project」というタイトルで発表し、共感を得た。9月にはコムソモルリスク工科大学ステパノーバ研究室を訪問し、原稿の執筆依頼をした。 (http://www.ube-k.ac.jp/~gp2/kiroku/index.html、No.25,26,27参照) 9月18日の全国高等専門学校英語教育学会第34回研究大会で、「宇部高専での海外インターンシッププログラム構築について」というタイトルで発表した。実践的技術者育成のためには、「共通教科書」「共同研究」「共同作業」「共同活動」などをプログラムの中に組み込む必要がある。各大学及び学会での発表を通じて、海外インターンシップも有力な教育手段であることが再確認出来た。 また、翻訳予定の「アムール漁」著者スミルノフ氏とも面談し、協力を依頼した。テキストの電子書籍化は終了している。翻訳ソフトによる初稿作成と、その修正を続けている。
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