2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22653034
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Research Institution | Toyohashi University of Technology |
Principal Investigator |
山口 誠 豊橋技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (40174627)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渋澤 博幸 豊橋技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (70291416)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 水循環 / 環境政策 / シミュレーション工学 / 経済政策 |
Research Abstract |
水は,構造的・機能的に地球環境システムから生命現象までにとって必須の存在であるばかりでなく,経済活動・日常生活及び文化活動に深く関わっている.水環境における循環ネットワーク化を実現するために,特定の都市・地域を対象とした研究が必要である.対象地域として東三河地域を選んだのは,当該地域が地形的に山・川・海を持ち地域環境が総合的であることと産業の立地が進んでいることにあり,汎用的な分析対象になり得るからである.本研究では,水循環と環境を考慮した地域経済モデルの構築とシミュレーション分析を理論的・実証的に行う.流域単位の循環型経済モデルの開発,愛知県三河地域の水環境,地域経済の実証分析とデータベース整理,環境を考慮した動学的な地域経済モデルによるシミュレーション分析等を学際的なアプローチで実施する. 最適化モデルと計量経済モデルを用いて,豊川流域の都市・地域を対象にしたシミュレーション・ソフトの開発を行った.三河湾に流出する環境負荷量を制約として,豊川流域の地域内総生産が最大化する最適化モデルを開発した.環境負荷を減少させるための補助金政策を導出することが可能となった.Excelと最適化モデルが連動する分析が可能となった. 豊川流域を対象に,環境,経済,及び生態システムに関して調査を行い,データベースの整備を行った.人口,産業別生産額,生活排水施設,事業者数,及び市町村財政規模などの統計データを整備した.水質汚濁物質としては,T-N,T-P,CODを対象とした.生活排水施設別,産業別,土地利用形態別の水質汚濁物質を調査し,データベースを作成した.これらのデータをもとに,都市・地域経済モデルの各種構造パラメータの計算を行った.環境負荷削減のシナリオに基づいて,水環境と地域経済に関する予測シミュレーションを実施した.国際会議で研究成果を報告を行った.
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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