2012 Fiscal Year Annual Research Report
企業・教育・福祉が一体となった障害者就労支援の農業福祉モデル構築と支援者養成
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22653068
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Research Institution | Shujitsu University |
Principal Investigator |
石山 貴章 就実大学, 教育学部, 教授 (50526217)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 農業福祉 / 知的障害者 / 就労支援 / モデル構築 / 地域福祉 / 質的分析 / 量的分析 / 発達障害 |
Research Abstract |
本年度も、農業福祉・地域福祉を主体とした活動に関与している地域企業や福祉施設および関連団体に焦点を当ててフィールドワーク調査を実施した。昨年度に得られたデータをも加えながら、質的データの整理を行い、さらに、質的データを量的データに変換しつつ、より実証的根拠のある理論を形成していくための基礎データ作りを中心に研究を進めた。その方法論としては<研究1>フィールドワークで得られたデータをQSR社の質的データ分析ソフトNUDIST Vivo, Ver.8(以下,NVivo.8)と富士通FIBシステムズ社のテキスト型データ解析ソフトWord Minerを併用して,Data Miningを行い,新しい情報の再発見,統合化とデータの可視化を継続して行なった。.また<研究2>として,農業福祉を支えている地域企業の管理職、福祉作業所代表、特別支援学校進路担当教員に対してインタビューを実施し、障害者の農業福祉活動を促進していくために必要な要因を浮上させていくという枠組みから,その手立てとして,個人の主観的構造を把握していくためのツールであるPAC(Personal Attitude Construct;個人別態度構造)分析を用いて「農業福祉を支えるための視点」を集約した。なお,上記二つの研究は,これまでに得られた質的データにおける結果に加え、テキストデータの「数量化」と「視覚化」という強みをもっており,今後進めていく予定の、農業福祉を支える人材育成に向けた活動の根拠資料となった。一方、新たに<研究3>として、地域に根差した活動を継続している小規模作業所についての研究を深めていくことを目的として、M-GTAを援用しながら、支援者の活動の原動力に関する分析を行った。その結果、作業所活動を支えている支援者の意識構造として、「ひきよせ」「つなぎ」「ゆらぎ」「シナリオ」の四要因を浮上させることができた。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(6 results)