2010 Fiscal Year Annual Research Report
「言語力」育成に機能する書字教育カリキュラムの開発
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22653116
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| Research Institution | Yokohama National University |
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Principal Investigator |
青山 浩之 横浜国立大学, 教育人間科学部, 准教授 (40323919)
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| Keywords | 教育学 / 言語力 / 書字 / カリキュラム |
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| Research Abstract |
本研究は、国語科の「文字を書くこと」に関する学習の効率化・最適化を図るために、これまで別立てのカリキュラムとして行われてきた書写学習を、国語の言語活動の学習などと効果的に関わらせ、「言語力」の育成に機能するよう再組織することを目的としている。そこで今年度は以下のように研究を進めた。
1.問題の所在と理念の明確化
(1)従来の文字・表記・語句等の学習や国語の言語活動に関する学習と書写学習のカリキュラムに関する問題点を検討し、整理した。
(2)その上で、それぞれの学習の共通点と相違点及び関連性等を検討し、新たに提案する「書字学習」の理念について考察した。(『月刊国語教育研究』467号(2011.3)に一部発表)
2.育成を目指す書字能力の措定
(1)新たに提案する「書字学習」によって育成する書字能力を措定するために、文献による整理だけでなく、実際の授業を記録し、教員から直に情報を得るなどして分析を進めた。
3.学習内容の設定と組織
(1)育成を目指す書字能力と関わらせながら、学習内容の設定、組織化を進めた。
(2)その中で、本年度は特に、「書きまとめる力」の視点から「ノートテイク」について実践的な研究を行い、具体化を図った。(『書写書道教育研究』25号に掲載)
4.以上を通して新たに提案する「書字学習」のカリキュラム案(第1次案)を作成。
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