2010 Fiscal Year Annual Research Report
活性炭表面に接着層を付し水素吸蔵量を飛躍的に伸ばす
Project/Area Number |
22655068
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Research Institution | Nagaoka University of Technology |
Principal Investigator |
斉藤 秀俊 長岡技術科学大学, 工学部, 教授 (80250984)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大塩 茂夫 長岡技術科学大学, 工学部, 技術職員 (90160473)
赤坂 大樹 長岡技術科学大学, 工学部, 助教 (80500983)
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Keywords | 比表面積 / 活性炭 / 水素吸蔵 / 水 / 高圧水素 |
Research Abstract |
まず、比表面積3000m2/gに及ぶスーパー活性炭を開発し、12MPaの高圧水素下において吸蔵量を測定したところ、室温では0.6wt%を越すことがなかった。ところが77Kにおいて同様な実験を行ったところ、吸蔵量がいっきに4wt%を超えるようになった。このような活性炭の合成とその再現性実験を行った、その結果、このような活性炭が繰り返し得られることを証明した。次に室温にて吸蔵量を増大するには、高圧において水素が水に溶ける現象を利用し、水溶液を接着層ととらえ、これを利用して水素吸着を試みるための実験にうつった。この実験を遂行するための装置設計ならびに改造を行った。装置は、現有の水素吸蔵量測定装置である。この装置の試料管に湿らせた活性炭を装着し、その水が蒸発しないように水素フロー状態で水素を水素管に満たし、その後水素を加圧するシステムを設計し、装着した。その結果、測定プログラムと装置構成の間にミスマッチがあり、正確なデータの導出にいたっていない。引き続き装置改造に取り組んでいる。
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[Presentation] アルカリ賦活剤の化学種が多孔質炭素材料の細孔構造に及ぼす影響2010
Author(s)
渡辺拓寛, 戸田育民, 小野弘樹, 大塩茂夫, 赤坂大樹, 大木智, 田中好久, 高田不二雄, 姫野修司, 國府俊則, 齋藤秀俊
Organizer
応用物理学会
Place of Presentation
長崎大学
Year and Date
2010-09-15