2011 Fiscal Year Annual Research Report
活性炭表面に接着層を付し水素吸収蔵量を飛躍的に伸ばす
Project/Area Number |
22655068
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Research Institution | Nagaoka University of Technology |
Principal Investigator |
斉藤 秀俊 長岡技術科学大学, 工学部, 教授 (80250984)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大塩 茂夫 長岡技術科学大学, 工学部, 技術職員 (90160473)
赤坂 大樹 長岡技術科学大学, 工学部, 助教 (80500983)
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Keywords | 活性炭 / 水素 / 吸着 / 高圧 / 比表面積 / CO2 |
Research Abstract |
(1)のり吸着水素量測定のための装置改良 のりに水を選択した。水素を吸着して室温水素吸蔵量をいっきに5wt%まであげ、その吸蔵量を正確に測るための手法を開発した。現状では水素吸蔵量を測定するための試料管では、試料管に水素を入れる方法に問題がある。のりに水を利用した場合、真空引きと加熱を併用すれば蒸発してしまい、のりの役割を果たさない。そのため改良した装置では試料管を水素導入管と排気管とを分けた。この構造で、真空引きすることなく、試料管内を水素置換することができた。実験では水素置換後、12MPaまで加圧した。しかしながら、室温では水素吸蔵量が12MPaにて0.5wt%以下であり当初の目標を大きく下回った。 (2)ハイパー活性炭の合成と測定 ハイパー活性炭を合成し、比表面積3000m^2/g(島津製作所トライスター)を超える活性炭を得た。現有の真空乾燥装置内で十分脱水を行ったハイパー活性炭に水を吸着してその量ごとのCO2吸着を測定した。その結果、水はCO2吸着のためののりにはなりえないことがわかった。むしろ乾燥状態のほうがCO2を吸着した。水素ハイドレートを形成するには、温度を0℃以下にしなければならないこともわかった。
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Research Products
(7 results)