2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22655071
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Research Institution | Osaka Prefecture University |
Principal Investigator |
高橋 雅英 大阪府立大学, 工学研究科, 教授 (20288559)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
徳留 靖明 大阪府立大学, 工学研究科, 助教 (50613296)
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Keywords | 光分子集合性 / 褶曲構造 / 有機-無機ハイブリッド材料 / 環境応答性 / 形状記憶材料 / 微細周期構造 / 選択吸着 |
Research Abstract |
1)光誘起非平衡状態制御によるメソ/マクロ階層的高次構造形成 ミセル鋳型法と光誘起非平衡状態制御法を融合し、各スケールにおいて制御されたメソ/マクロ階層的高次構造の光誘起一括成形プロセスを開発した。 2)外部摂動に対する微細構造薄膜の応答性の解明と制御手法の確立 メソ構造による環境や外部摂動応答性とマクロ構造による光波制御性を相乗的に融合することより、外部摂動に応じてマクロ構造が変形したり、光学応答性が変化するスマートハイブリッドを実現した。光誘起で自己組織的に形成した周期的しわ構造は高湿条件下では消失する。チャンバー内の雰囲気を乾燥窒素と湿潤窒素を交互にフローすることによる、回折光強度変化は湿度変化と対応している。また、その応答速度は市販の湿度計よりも速い。この環境応答性はチタニアゲル相に形成された親水性メソ構造が環境中の水分を吸収し膨潤することにより、凍結された非平衡状態を移動するために発現していると考えている。すなわち、メソ構造の化学的親和性を制御できれば様々な化学種を選択的に光検出できる機能性を付与できる。 3)流体種自己検出型キャッチアンドリリースマイクロテップの実現 (1)環境応答薄膜をラボチップに実装し、流体種の化学的性質に基づく形態変化機能を開拓するために、しわ周期に特化した特異吸着特性を利用し、サイズ選択的な吸脱着特性を実現した。
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[Journal Article] Dynamic control of MOF-5 crystal positioning using a magnetic field2011
Author(s)
Falcaro F., Normandin R, Takahashi M., Scopece P., Amenitsch H., Costacurta S., Doherty C.M., Liard J., Lay M.D.H., Lisi F., Hill A.J., Buso D.
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Journal Title
Adv.Mater.
Volume: 23
Pages: 3867-3871
Peer Reviewed
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