2012 Fiscal Year Annual Research Report
コヒーレントな面発光レーザアレイによるホログラム立体表示
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22656079
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Research Institution | Tokyo University of Agriculture and Technology |
Principal Investigator |
黒川 隆志 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (40302913)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高木 康博 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (50236189)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | ホログラフィ / 三次元ディスプレイ |
Research Abstract |
我々は,ホログラム表示の視域角と画面サイズを拡大するために,フラットパネル型としての実現を可能にするホログラムチップを提案し,その有効性についてはすでに数値シミュレーションにより示してきた.今年度は光学実験により,ホログラムチップのピクセル構造を既存のSLMを用いて疑似的に実現することでホログラムチップの有効性を確認した.すなわち,現状のSLMを用いて,ホログラムチップのピクセル構造を画像として表示した. 今回は,ホログラムチップの走査線を4行のピクセルで構成した.そのために,ホログラムチップの1ピクセルをSLMの4×4ピクセルで構成した.各ピクセル内の開口はSLMの1×4ピクセルで構成した. SLMとしてはHoloEye社製LC-R 1080を用いた.解像度1,920×1,200でピクセルピッチ8.1 μmの反射型SLMである.ホログラムチップのホログラム走査線数は75本である.光源には,波長633 nmのHe-Neレーザを用いた.SLMを水平方向に傾けたレーザ光で照明することで,再生像に対して,共役像とゼロ次光を角度で分離した.水平視域角は2.2°である.実験結果から,再生像に対して,共役像とゼロ次光が角度で分離され,再生像のみが観察ができることが確認できた.以上の結果より,フラットパネル型立体テレビを実現するホログラムチップの動作原理を,光学実験により確認した. この結果は国内学会で報告するとともに,米国特許1件、国内出願(移行)1件として権利化した.
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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