2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22656165
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
高井 治 名古屋大学, 工学研究科, 教授 (40110712)
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Keywords | バイオミメティクス / 表面 |
Research Abstract |
相異なる二つの特性を共存させ、一つの働きを付与する新しい材料設計指針である「Zwitter」バイオミメティック材料という分野の構築を目指す。本研究では、超はっ水/超親水、電解質/非電解質ガラス多孔体の作製を目指す。このような材料を作製することによって、燃料電池電極で問題になる、水、水蒸気、気液二相の流れ制御層としての機能も発揮する。 本年度はマイクロガラス多孔体の細孔内の表面処理を行う方法について検討した。マイクロガラス多孔体の細孔内部を修飾するためには、反応に奇与する活性種を細孔深部にまで到達させる必要がある。本研究では表面処理を行う方法として、ソリューションプラズマ処理を用いた。ソリューションプラズマは液中のプラズマ反応場であり、活性種として水素ラジカル等が発生する。本研究では、この水素ラジカルによって、マイクロガラス多孔体内に残存する有機物を分解除去することに成功した。水素ラジカルは、最も小さな分子であり、またソリューションプラズマから継続的に供給されることによって、マイクロガラス多孔体の細孔内部にまで表面処理が行われたと考えられる。このような表面処理によって、マイクロガラス多孔体の細孔内部にシラノール基が付与され、親水性が向上していることが期待された。またゼータ電位の値も処理前と比較して大きく負にシフトした。シラノール基が多数形成されたことから、その後のシランカップリング処理等においても効率的に反応させることができると期待される。
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[Presentation] Solution Plasma Processing2011
Author(s)
M.A.Bratescu, N.Saito, O.Takai
Organizer
The 8th Asian-European International Conference on Plasma Surface Engineering
Place of Presentation
Dalian (China)
Year and Date
2011-09-21
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[Presentation] Solution Plasma and Its Applications2011
Author(s)
O.Takai
Organizer
The 2nd Research Symposium on Petroleum, Petrochemicals, and Advanced Materials and The The 17th PPC Symposium on Petroleum, Petrochemicals, and Polymers
Place of Presentation
Bangkok (Thailand)(招待講演)
Year and Date
2011-04-26
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