2012 Fiscal Year Annual Research Report
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22657010
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| Research Institution | Kyoto Sangyo University |
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Principal Investigator |
高橋 亮 京都産業大学, 公私立大学の部局等, 助教 (50342811)
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| Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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| Keywords | 集団遺伝 / 生態群集 / 生物進化 / 遺伝変異 / 種間相互作用 / 確率モデル / 遺伝浮動 |
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| Research Abstract |
群集進化理論を集団遺伝学の側面から補完することを目的に，種内変異存在下の確率的な群集動態を記述する進化モデル（確率微分モデル，離散時間モデル，出生－死亡モデル）の開発と比較解析を進めた．更に，群集進化モデルと適応進化のポリジーンモデルとを統合し，種間相互作用を伴う新しい量的進化モデルの定式化を目指した．１，確率微分モデル（A）：対立遺伝子頻度変化の拡散理論を基に，二種系の確率的な進化動態を近似的に記述する確率微分方程式モデルを構築し，数値解析を進めた．特に世代時間の種間差が大きい場合に着目し，時間軸を世代時間の短い種に合わせて細かいグリッドに分割することに起因する計算時間の延長を最小限に留めつつ，高い近似精度を維持する計算パラメータのチューニングを進めた．２，離散時間モデル（B）：二種系の確率的な進化動態を記述する離散世代モデルの数値解析を進めた．更に，モデル（A）の解析結果と対比し，計算時間や解析精度を指標に，各モデルが近似的に有効なパラメータ領域の検討を進めた．３，出生－死亡モデル（C）：出生－死亡過程を基礎とする分枝過程モデルの開発および解析を進めた．前年度までの解析から，解析の精度，計算速度の両面において，モデル（C）が広範囲に及ぶパラメータ領域においてモデル（A），（B）を上回ることが確認されているため，本年度は更にシミュレーション解析を進め，モデル（C）が優れた成績を収めるパラメータ領域を詳細に吟味すると共に，当該領域においてモデル（C）の成績が上回る要因を検討した．４，ほぼ中立説に関する多面発現モデルを改変することで，これまでに開発を進めてきた群集進化のシミュレーションモデルと適応進化のポリジーンモデルとを統合し，種間相互作用を伴う進化モデルの構築を進めた．
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| Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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| Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(1 results)
