2012 Fiscal Year Annual Research Report
In vivo細胞イメージングモデル開発による集団細胞移動機構の解明
Project/Area Number |
22657048
|
Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
伊藤 素行 千葉大学, 薬学研究科(研究院), 教授 (20377906)
|
Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
|
Keywords | 細胞・組織 / ゼブラフィッシュ |
Research Abstract |
集団細胞移動機構は、単一細胞の細胞移動解析研究だけでは、解明することができず、異なったパラダイム“細胞間シグナル相互作用”を含めた解析が必要である。本研究では、集団細胞移動のモデルとしてin vivoでの細胞挙動観察が容易なゼブラフィッシュの側線原基を利用する。他方、細胞挙動の可視化を選択的かつ高感度で行うための手段として、すべての組織器官での細胞移動観察にも利用可能な汎用性が高い、細胞挙動可視化トランスジェニックラインを開発する。また、集団細胞移動に必須の細胞間シグナル相互作用の一つがNotchシグナルである可能性を検討し、細胞内シグナルおよび細胞骨格制御との相互関係の統合的理解を目指す。 本年度は、計画目標2) 細胞内・細胞間・細胞骨格挙動イメージング動物モデルの作製 と計画目標3) 側線原基細胞集団全体のライブ観察動物モデルと細胞内・細胞間・細胞骨格挙動イメージング動物モデルを用いたin vivoでの細胞間シグナルによる集団細胞移動制御機構の解明を行った。 計画目標2)として、昨年度に引き続き、細胞骨格の挙動をライブ観察を可能にするトランスジェニックラインの系統確立を行った。F-Actinを認識するペプチドLifeactや微小管に結合するタンパク質MAP, EB1の融合蛍光タンパク質などをUAS配列プロモータ支配下で発現するトランスジェニックラインを確立した。計画目標3)上記で作製したゼブラフィッシュトランスジェニッククラインを用いて、Notchシグナルを変化させた場合、Notch細胞内領域過剰発現による活性化、Notchシグナル変異体、アンチセンスオリゴによるNotchシグナル関連遺伝子群の機能阻害を行い、Notchシグナルによる集団細胞移動制御の関与を明らかにした。上記過程でBNAアンチセンスオリゴのゼブラフィッシュでの有用性を明らかにした。
|
Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
|