2010 Fiscal Year Annual Research Report
転写因子およびシグナル伝達因子の光による活性制御法の開発とその発生分野での応用
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22657057
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
野地 澄晴 徳島大学, 大学院・ソシオテクノサイエンス研究部, 教授 (40156211)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大内 淑代 徳島大学, 大学院・ソシオテクノサイエンス研究部, 准教授 (00253229)
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Keywords | オプトジェニエテックス / コオロギ / オプシン / ホトトロピン / 転写因子 / シグナル伝達因子 |
Research Abstract |
動物や植物の光受容体システムを用いて、転写因子および細胞質effector蛋白質の活性化を光で制御する系を作製することを目的として、研究をおこなっている。まず、動物の光受容体であるオプシンの一つであるオプシン5をクローニングし、その光特性を調べた。一方、トランスポゾンコンストラクトUAS-LOV2-J alpha helix-homeobox-RFPおよびUAS-LOV2-J alpha helix-G protein alpha subunit-RFPを作製するための準備を行った。actin-Gal4 driver lineまたはeyeless-Gal4 driver lineのトランスジェニック(TG)コオロギを作製したが、UAS-GFPラインと交配しても特異的にGFPを発現するラインを得ることができなかった。そのため、通常のGal4を改変した、Gal4-shortを用い、また基本プロモーターにコオロギのアクチンのプロモーターを利用してトランスジェニックラインを作製した。しかし、この系についてもGFPの発現が観察されなかった。現在、その原因を究明するために、qPCRを用いて、遺伝子の発現量を解析している。ゲノム中に組み込まれたコンストラクトの配列は、問題なかったので、ゲノムに組み込まれた位置の効果の可能性があるが、検討中である。このGal4-UASラインが作成できないと、次のステップに進めないので、早急にこのラインを完成させる予定である。
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Research Products
(1 results)