2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22658034
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Research Institution | Toyohashi University of Technology |
Principal Investigator |
菊池 洋 豊橋技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (40273320)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | RNA / 核酸 / 細菌 / 胞子 / プローブ |
Research Abstract |
昨年度までに、分子間相互作用の速度論的解析(シミュレーション)を基に、静的な結合定数Kdではなく、結合速度定数kONと遊離速度定数kOFFを考慮に入れた方法の開発、これを基に微生物を標的としたRNAアプタマーの創製、また微生物芽胞を標的に、この方法を実行し、複数回のアプタマー選択を行った。その結果新しい方法では、9ラウンドで得られたRNA集団が芽胞に確実に結合していることが確認できた。本年度は、それら集団をクローニングし、共通配列をもとにいくつかのグループに分けることができた。それらクローンから得られた各RNAアプタマーについて結合能の確認を行った。確認の方法は、RNA集団で行った時と同様、調製したRNAを精製し、5’末端を蛍光ラベルした。その精製ラベル化RNAを芽胞標品と混ぜ、結合反応を行った後、蛍光顕微鏡で観察する方法を用いた。対象として、0ラウンド集団、すなわち、選択をまったく行っていないランダム配列RNAを用いた。この0ラウンドRNA集団では、蛍光ラベルRNAが結合した芽胞は、まったく観察されなかった。得られたクローニングによって精製したどのRNA種も芽胞への結合を観察することができた。これら新規RNAアプタマーは栄養細胞には全く結合せず、芽胞のみに結合した。異なった数種の菌の芽胞を用いて特異性を調べたところ、どのクローンも調べた限りどの菌の芽胞にも結合し、種特異性は示さなかった。芽胞共通に特異的なRNAアプタマーが得られたものと結論された。この途上、RNA蛍光ラベル法を改良し、迅速な蛍光ラベル法も開発した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(10 results)
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[Journal Article] High-affinity RNA aptamers to C-reactive protein (CRP): newly developed pre-elution methods for aptamer selection2012
Author(s)
Orito, N., Umekage, S., Sato, K., Kawauchi, H., Tanaka, H., Sakai, E., Tanaka, T., and Kikuchi, Y.
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Journal Title
J. Physics Conf. Ser.
Pages: 352
DOI
Peer Reviewed
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[Journal Article] RNA aptamer(s) inhibit the growth of the fish pathogen viral hemorrhagic septicemia virus (VSHV)2012
Author(s)
Punnarak, P., Santos, M. D., Hwang, S. D., Kondo, H., Hirono, I., Kikuchi, Y., and Aoki, T.
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Journal Title
Marine Biotechnology
Volume: 14
Pages: 752-761
DOI
Peer Reviewed
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[Journal Article] Inhibition of hirame rhabdovirus (HIRRV) growth by RNA aptamers2012
Author(s)
Hwang, S. D., Midorikawa, N., Punnarak, P., Kikuchi, Y., Kondo, H., Hirono, I., Aoki, T.
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Journal Title
J. Fish Diseases
Volume: 35
Pages: 927-934
DOI
Peer Reviewed
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