2012 Fiscal Year Annual Research Report
由来臓器ごとのヒト間葉系幹細胞プロファイリングと培養条件最適化と標準化
Project/Area Number |
22659076
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Research Institution | 独立行政法人国立成育医療研究センター |
Principal Investigator |
肥田 直子 独立行政法人国立成育医療研究センター, 生殖・細胞医療研究部, 研究員 (70360112)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
豊田 雅士 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 研究所老年病研究チーム, 研究副部長 (50392486)
梅澤 明弘 独立行政法人国立成育医療研究センター, 生殖・細胞医療研究部, 部長 (70213486)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 移植・再生医療 / 再生医学 / 細胞プロファイリング / 間葉系幹細胞 / 心筋分化 |
Research Abstract |
本研究では、『由来臓器ごとの間葉系幹細胞の特性を同定し、再生医療の目的(主に心臓)に合わせた最適の由来臓器を同定する』事を目的とする。また「細胞培養技術の最適化と標準化」を目指す事で「幹細胞研究の情報の集約と研究の効率化」を図り、全世界的視野での再生医療研究の増進を促す。固形臓器の場合(羊膜・胎盤・脂肪等)、そのまま培養液に浸けておく事で、細胞を回収する方法(Explant)と酵素反応によって単離後、液体臓器と同様の方法で(酵素法)、接着性の高い細胞のみを回収した。分化能を評価し、最適な細胞培養樹立方法を選定した。これらを各臓器で系統的に行った。樹立直後から細胞が何回分裂(何倍となるか)するかを評価した。細胞分裂数は培養条件によって劇的に変化する。そのため、培養条件最適化を行った時点で比較した。また、主に位相差顕微鏡で観察した細胞の形態を評価した。由来臓器に細胞表面抗原は微妙に異なっている。FACSを行い定量的に比較評価した。マイクロアレイを用いた網羅的データ比較を行った。これらを、独自に作製したインターフェールキットを用いて、より直感的・巨視的に観察しやすくして検証した。細胞内シグナル伝達系や心筋特異的遺伝子の発現量を定量RT-PCRを用いて比較観察した。誘導刺激後の分化効率について検討する。主に心筋への誘導効率を観察する。心筋誘導にはマウス培養心筋細胞との共培養を行う。共培養はマウス心筋細胞との細胞融合と心筋への分化の区別が難しい。そこでマウス細胞とヒト細胞を50µmの高密度アテロコラーゲン膜(分子量5,000以上を通過しない)で区別して心筋誘導を観察する事で、細胞融合を否定している。あらかじめヒト細胞をEGFPでマーキングした後に共培養を行い免疫染色にてEGFP陽性細胞中の心筋Troponin-I陽性細胞数を心筋誘導効率と定義した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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