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2010 Fiscal Year Annual Research Report

ABO式血液型に注目し、胃癌に対する防御機構を追究する

Research Project

Project/Area Number 22659117
Research InstitutionYamaguchi University

Principal Investigator

小賀 厚徳  山口大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (90243633)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 上野 富雄  山口大学, 医学部附属病院, 講師 (70284255)
三村 雄輔  独立行政法人国立病院機構山口宇部医療センター, 臨床研究部, 生理生化学研究室長 (00219718)
Keywords癌 / 癌免疫 / 糖鎖 / 病理 / 外科 / 生化学
Research Abstract

我が国で発生頻度の高い胃癌であるが、その発生や進展に関するメカニズムには依然として謎が多い。この問題を解決するためにさまざまな糸口があるが、私たちは胃癌が血液型A型の人に少し多く、O型の人に少し少ないということに注目して研究を進めている。この理由は、胃癌の発生や進展のメカニズムに関わるのではないかと考えられ、この理由を追及することは胃癌の予防や胃癌患者の予後改善に役立つと考えられる。我々の研究は萌芽的であり、検討の際の方法について我々の予備的な検討以外、全くない状態で初年度の検討となった。血清内の抗胃癌作用を持つと推定する物質と癌関連物質との抗原抗体反応を評価するための方法を特に検討した。目的とする抗体の抗原物質あるいは類似物、全く別のものなどを用いて、抗原抗体反応の抑制試験を実施した。ELIZA法で評価する際、抗原となる物質の抗原性が高くなるように、抗原物質の処理をさまざまに実施し比較した。また、目的とする抗体の抗原となる物質で、反応は十分阻害されることを確認した。しかしながら、類似物によっても反応の抑制がみられることがあった。そこで、抗原性を持つ糖タンパクを分解し抗原決定性を持つ部分について、マトリックス支援レーザー脱離イオン化法による測定を実施し、抗原決定性を持つ部分に類似物が実際には存在していないことを確認した。今のところ、類似物で私たちが着目している物質に関する抗原抗体反応の一部が阻害されてしまうことの理由はわからない。さらに、当大学の臨床研究を審査している機関の許可を得て、正常者血清などの本実験に用いる試料を収集した。また、学会等で知識の吸収や研究活動が円滑に遂行しうることとかかわる情報の収集等を行った。

  • Research Products

    (1 results)

All 2010

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results)

  • [Journal Article] Genomic instability and DNA ploidy are linked to DNA copy number aberrations of 8p23 and 22q11.23 in gastric cancers.2010

    • Author(s)
      Nakao M, et al.
    • Journal Title

      International Journal of Molecular Medicine

      Volume: 26 Pages: 333-339

    • Peer Reviewed

URL: 

Published: 2012-07-19  

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