2012 Fiscal Year Annual Research Report
新しい超偏極МRIによる抗がん剤感受性予測分子イメージング
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22659226
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Research Institution | 独立行政法人国立がん研究センター |
Principal Investigator |
藤井 博史 独立行政法人国立がん研究センター, 臨床開発センター, 分野長 (80218982)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山口 雅之 独立行政法人国立がん研究センター, 臨床開発センター, ユニット長 (90450577)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | MRI / MRS / 超偏極 / 抗がん剤感受性 |
Research Abstract |
NMR-SABRE (NMR signal amplification by reversible exchange)超偏極技術の導入に関して、前年度同様にBruker Japan社を介して、開発者の英国 York大学Ducket博士の研究グループと検討を進めた。 抗がん剤感受性予測に必要な基盤技術である動物腫瘍モデルの治療に対する反応(レスポンスマーカー)を観測する技術に関しては、既存の抗がん剤の5-FUと、その細胞障害性の代謝物 FdUMPの生体内分布を画像化できるパルスシークエンスを、先行研究を参考に検討を進めた。特に、高速撮像に対応できるシークエンスの開発に力を注いだ。当施設に導入済みの9.4 Tesla小動物専用MRI装置と19F検出コイルを使って、設計したシークエンスの有用性を、逐次、検証した。具体的には、担がんマウスに1-2 mmol/kgの5FUを投与した担がんマウスに対して、5FUから+5ppmのFdUMPを含む共鳴線を化学シフトイメージングし、腫瘍部位の信号量を計測した。しかし、2012年度終了時点では、実用化できる段階には至っていない。 今後も検討を続け、9.4 Tesla小動物専用MRI装置で期待できる結果が得られた場合には、3.0 Tesla 人体用MRI装置を用いた検討に展開させて、超偏極技術を用いたin vivoイメージングを行う環境が整備されるのを待つ予定である。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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