2011 Fiscal Year Annual Research Report
Shaggy aorta症候群への挑戦:病態解明と治療法開発への応用
Project/Area Number |
22659232
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
吉村 耕一 山口大学, 大学院・医学系研究科, 准教授(特命) (00322248)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
青木 浩樹 久留米大学, 循環器病研究所, 准教授 (60322244)
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Keywords | 大動脈 |
Research Abstract |
Shaggy aorta症候群は、確立した治療法が無い予後不良な疾患であり、その病態機序の知見は極めて乏しい。本研究の目的は、Shaggyaorta症候群の分子病態機序を解明し、それに基づく新たな治療法を開発することである。そのために本年度は、まず以下の2つの研究計画を前年度に引き続いて実施した。 【ヒト標本の解析】 手術時に動脈硬化性大動脈のヒトサンプルを収集した。サンプルは、蛋白解析用に凍結保存し、同時に病理学的解析ならびに免疫組織学的解析のためホルマリン固定し組織切片を作製した。病理組織像から、コレステリン結晶形成の程度を3段階にグレード分類した。さらなるサンプル数の確保のため、現在もサンプル採取に継続中である。 【in vitroにおけるASC/Caspase-1系の役割解明】 昨年度までに実験系として確立したASC KO(ノックアウト)マウス由来の培養マクロファージとASC低分子干渉RNA(siRNA)によりASC/Caspase-1系を抑制したヒト由来培養マクロファージ(THP-1)を用い、これらの培養細胞に各種刺激を加えて、炎症応答を解析した。 さらに本年度から、『以下の研究計画を開始した。 【invivoにおけるASC/Caspase-1系の役割解明】 マウス大動脈病変におけるASC/Caspase-1系の役割を解明するために、マウス腹部大動脈局所を各種ミネラル結晶で刺激し、慢性炎症を惹起するモデルを確立した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
交付申請書に記載した3つの研究計画をおおむね予定通り実施した。
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Strategy for Future Research Activity |
おおむね計画書通りに研究を推進する予定である。
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