2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22659238
|
Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
崎浜 秀康 北海道大学, 大学病院, 特任助教 (50533676)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
尾崎 倫孝 北海道大学, 保健科学研究院, 教授 (80256510)
|
Keywords | 癌幹細胞 / CD133 / premetastatic niche |
Research Abstract |
(目的)大腸癌のPre-matastatic niche形成における癌幹細胞の役割を明らかにすること (大腸癌幹細胞のソーティング) ①癌幹細胞のソーティング大腸癌幹細胞のマーカーの一つとしてCD133が報告されている。磁気細胞分離装置を用いて大腸癌細胞株Colon26のCD133陽性細胞/陰性細胞に分離している。磁気標識抗体としてはCD133 cell isolation kit (Myltenyi Biotec)を用いており、positive selectionによるCD133陽性分画の採取とdepletionによる陰性分画の採取を並行させた分離系を用いて効率的なソーティングを行っている②CD133陽性細胞の幹細胞としての特性の解析 腫瘍形成能:マウス皮下注モデルにおいて、CD133陽性細胞は500個でも腫瘍形成したのに対し、陰性細胞では1000個でも前例腫瘍形成が認められず。 (大腸癌幹細胞由来の液性因子によるPre-metastatic nicheの形成)①癌細胞由来の液性因子を含む馴化培地の作成:CD133陽性および陰性細胞を分離後、含血清培地中で12時間静置する。次に無血清培地に交換し24時間の培養を行った後、この馴化培地を採取した。②馴化培地投与による転移標的臓器におけるPre-metastatic nicheの誘導 : CD133陽性細胞と陰性細胞由来の馴化培地を、それぞれマウスの腹腔内に投与した。10日後マウスの肝臓のVEGFR1陽性細胞をカウントした。CD133陽性細胞由来の馴化培地投与群では、VEGFR1陽性造血前駆細胞の集族が有意に多く認められた。
|
Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(2 results)
-
-
[Presentation] 要望演題2013
Author(s)
大腸癌の骨髄腫瘍細胞はCD133を発現しているか
Organizer
第68回日本消化器外科学会総会
Place of Presentation
シーガイアコンベンションセンター(宮崎県)
Year and Date
20130717-20130719