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2012 Fiscal Year Annual Research Report

血管閉塞による新しい抗腫瘍療法の開発

Research Project

Project/Area Number 22659274
Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

出家 正隆  広島大学, 医歯薬保健学研究院(保), 教授 (30363063)

Project Period (FY) 2010-04-01 – 2013-03-31
Keywords腫瘍 / 磁性 / 血管閉塞
Research Abstract

本研究の目的は、腫瘍への血流を阻害し、腫瘍細胞を壊死へと誘導する新しい腫瘍治療法を開発することである。初年度は、まず赤血球にマイクロビーズを結合させる手法を確立した。次に、赤血球-マイクロビーズ結合体をラット内頸動脈より投与し、ラット頭蓋骨表面に磁石を設置することで、赤血球-マイクロビーズ結合体を中大脳動脈に集積させ、中大脳動脈を閉塞することに成功した。次年度は、この手法をより発展させ、低侵襲で手技の簡便な血管閉塞法を確立するために、赤血球の投与部位、磁石設置時間、磁石設置法についての条件検討を行った。赤血球の投与部位については、より手技を簡便にする目的で大腿動脈からの赤血球投与を試みた。また、磁石設置時間については、1時間、2時間または4時間とした。磁石設置法については、頭蓋骨を露出した後にドリルを用いて頭蓋骨を薄く研磨し、中大脳動脈を視認した後に磁石を設置した。この手法もラットへの侵襲が大きかったことから、より侵襲を小さくし、手技を簡便にする目的で、頭蓋骨を研磨せず、側頭筋を切開し、切開部に磁石を埋め込む手法を用いた。これらの条件にて血管閉塞が起こるかどうかについて検証したところ、この条件下では血管の閉塞が起こらないことが明らかとなった。従って、血管閉塞法の確立には、上記の条件についてさらなる検討が必要であることが示された。磁石を血管に近づけることで、閉塞は可能であったが、今後臨床応用に向けて、これらの条件を変更することで低侵襲で簡易的な血管閉塞法を確立し、その後、骨肉腫ラットに対してその血管閉塞法を応用し、腫瘍栄養血管閉塞手技を確立する必要がある。

Current Status of Research Progress
Reason

24年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

24年度が最終年度であるため、記入しない。

URL: 

Published: 2014-07-24  

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