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2010 Fiscal Year Annual Research Report

胚性遺伝子の強発現による卵子の質向上への挑戦

Research Project

Project/Area Number 22659293
Research InstitutionAkita University

Principal Investigator

寺田 幸弘  秋田大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (10260431)

Keywords卵子発生能 / 胚性遺伝子 / 遺伝子導入 / 体外受精
Research Abstract

Oct3/4などの胚性遺伝子は、卵子細胞質独自の機能であるゲノムの初期化に関して機能しているが、卵子の発生能自体に関与していることが近年示唆されている。本研究は、これら胚性遺伝子を卵子に強発現させることにより、卵子自体がもつ発生能力の向上をはかる挑戦である。その展開は発生工学や近年挙児希望女性の高齢化離卵子の質の低下、が問題となっている生殖医学(不妊症診療)の効率向上にむけた新技術開発の萌芽になりうる。
平成22年度は研究の主幹となりうる、Oct3/4,Sox2,NanogそれぞれのcRNA+GFPプローブの作成とそれらの機能検証を確認した。Oct3/4,Sox2,Nanogの鋳型cDNAをクローニングし、GFPを含むcRNAを合成した。cDNAはマウスIVF/ICSI胚盤胞もしくは、マウスES細胞よりサブクローニングを行う。Plasmidは当科より留学中のオレゴン霊長類研究所立花研究員より供与されたものを使用した。作成されたGFPcRNAは以下の方法でその機能が検証された。GFPcRNAプローブをマウス未受精卵へマイクロインジェクションした。研究開始当初は全く蛍光の発現をみとめられなかったが採卵方法および注入量の調節によりを継続した。最終的には22年度中には機能発現系としては安定した結果が得られたとは言えず次年度以降に持ち越されることになった。
さらに、In virtoでの発現を検討した。すなわち、In vitro translation kitにて作成したそれぞれのタンパクをウェスタンブロッテクングにて確認をこころみた。それぞれのタンパクの発現はウェスタンブロッティングののちそれぞれの抗体を用いて免疫組織化学で確認はできた。

URL: 

Published: 2013-06-26  

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