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2010 Fiscal Year Annual Research Report

レックリングハウゼン病に対するナノバブルを用いた遺伝子導入による治療法の開発

Research Project

Project/Area Number 22659319
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

館 正弘  東北大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (50312004)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 小玉 哲也  東北大学, 大学院・医工学研究科, 教授 (40271986)
今井 啓道  東北大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (80323012)
Keywordsレックリングハウゼン氏病 / NF1遺伝 / ナノバブル / 遺伝導入 / 遺伝子導入 / インターフェロンβ / インターフェロンγ
Research Abstract

平成22年度の計画であった「NF1遺伝子を長期発現治療用プラスミドDNAに組み込む研究」に一年間かけて挑戦したが予定どおりに運ばなかった。これは、NF1遺伝子が非常に大きな遺伝子で予想以上に扱うのが困難であったためによる。平成22年度はほぼその作業に費やされたが、発現を確認することはできなかった。そのため、研究方針を再考するため日本レックリングハウゼン氏病学会に参加。その後も他機関からの情報を集めた。
結果、導入する遺伝子をインターフェロンβ(IFNβ)とインターフェロンγ(IFNγ)の遺伝子に変更し、再挑戦する方針に変更した。IFNβとIFNγは悪性神経鞘腫(MPSNT)の治療に効果が期待できるものである。MPNSTはレックリングハウゼン氏病に伴う通常の神経線維腫から発生する悪性腫瘍である。そのMPSNTに対するIFNβとIFNγの遺伝導入による効果を検証することから、レックリングハウゼン氏病にともなう神経線維腫の遺伝導入治療につなげる方針とした。
そこでまず、我々のもつ長期発現治療用プラスミドDNAであるレンチウイルス骨格のプラスミドDNAにIFNβとIFNγの遺伝子をそれぞれ組入れて、長期発現治療用プラスミドDNA(pIFNβ)、長期発現治療用プラスミドDNA(pIFNγ)を作製できるか試作を行ったところ、作成可能であることが分かった。今後、このpIFNβとpIFNγの妥当性を検証するとともに、疾患モデルであるMPSNTをもつマウスの作製を行う予定である。

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Published: 2012-07-19  

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