2012 Fiscal Year Annual Research Report
多光子励起顕微鏡によるin vivo観察法を用いた硬組織細胞間のネットワーク解析
Project/Area Number |
22659335
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
若森 実 東北大学, 歯学研究科(研究院), 教授 (50222401)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 細胞内 / カルシウム / 機械刺激 |
Research Abstract |
骨芽細胞と骨細胞は骨組織において神経細胞様にネットワークを形成し、骨への機械刺激やホルモン刺激に応答していると思われる。骨芽細胞や骨細胞の二次元培養と三次元培養が試みられているが、ネットワークの生理機能解明には至っていない。本研究ではGFP及び遺伝子ベースのCa2+濃度指示タンパク質(GCaMP)を培養骨芽細胞様MC3T3細胞に発現させ細胞内Ca2+濃度の上昇を指標にして機械刺激応答性を検討するとともに、Ca2+濃度指示タンパク質の硬組織系での実用化の可能性を検討した。MC3T3-E1細胞にG-CaMPをコードする遺伝子をリポフェクション法とエレクトロポレーション法で導入する最適条件を検討した。イオノマイシン(Ca2+イオノフォアー)を投与すると、G-CaMPはCa2+蛍光指示薬fura-2と同様に細胞内Ca2+濃度上昇に応答することを確認し、両遺伝子導入法で導入効率にほとんど差が無いと結論付けた。更に、改良型G-CaMPを入手し、先ず、Human Embryonic Kidney (KEK) 293細胞に遺伝子導入し、イオノマイシンを投与することで改良型G-CaMPが作動することを確かめた。その後、MC3T3-E1細胞に発現させ、伸縮可能なシリコンチャンバーに播種し、一軸方向への伸展刺激を負荷した時の細胞内Ca2+濃度変化を測定した。細胞内Ca2+濃度上昇を改良型G-CaMPを用いて記録できるようになった。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Journal Article] Development of Purkinje cell degeneration in a knockin mouse model reveals lysosomal involvement in the pathogenesis of SCA62012
Author(s)
Unno T, Wakamori M, Koike M, Uchiyama Y, Ishikawa K, Kubota H, Yoshida T, Sasakawa H, Peters C, Mizusawa H, Watase K
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Journal Title
Proc Natl Acad Sci USA
Volume: 109
Pages: 17693-17698
DOI
Peer Reviewed
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