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2012 Fiscal Year Annual Research Report

骨膜非剥離小規模骨増成法の新規開発

Research Project

Project/Area Number 22659348
Research InstitutionNiigata University

Principal Investigator

魚島 勝美  新潟大学, 医歯学系, 教授 (50213400)

Project Period (FY) 2010-04-01 – 2013-03-31
Keywords歯学 / 骨増成 / 生体材料
Research Abstract

本研究の目的は、インプラント埋入にあたってフィクスチャーの上部が一部露出する場合や、上顎前歯部のインプラント先端部頬側の骨が不足することが予想される場合などに用いることができる、骨膜の切開・剥離を必要としない小規模骨増成方法の新規開発である。そのために、平成22年度には骨補填材として市販されているバイオペックスを注射器によって単独で局所に投与し、骨形成が起こることを確認した。実験はウイスター系ラットの頭蓋骨を用い、骨膜を剥離することなく、頭蓋骨骨膜下にバイオペックス約0.5mlを注入した。その結果、大部分のバイオペックスは残存しているものの、残存するバイオペックスと骨との界面に骨が形成されることが確認された。部分的にはバイオペックス内に骨が進入し、次第にバイオペックスが骨に置換されていると推察された。部位によっては既存骨表面とバイオペックスとの間に軟組織の介在が観察されたが、多くの領域でバイオペックス表面に形成された骨と既存骨との連続性が観察されたことから、歯槽骨表面にも同様の方法でバイオペックスを適用することによって骨増成を効果的に行うことの可能性が示された。この結果をより確実にするために、平成23年度には追加実験を行うと共に、バイオペックスに骨形成を促進する増殖因子として、FGF2とBMP2を混和し、注射器を用いて局所に投与し、その骨形成状況を検証した。以上の結果に基づいて平成24年度には増殖因子を混和する移植実験の数を増やして検証したが、流動性の高いバイオペックスの骨膜下での残存形態が不安定であることを見出したため、一時的に生体外で混和して固形化したものを移植する実験を行った。増殖因子を混和したものの骨形成能が高いことから、今後はバイオペックスを注射器で注入する際の最適粘度を模索する予定である。

Current Status of Research Progress
Reason

24年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

24年度が最終年度であるため、記入しない。

URL: 

Published: 2014-07-24  

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