2012 Fiscal Year Annual Research Report
下顎頭軟骨におけるmicroRNAよる遺伝子発現制御機構の解明
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22659376
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
高橋 一郎 九州大学, 歯学研究科(研究院), 教授 (70241643)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
寺尾 文恵 九州大学, 歯学研究科(研究院), 助教 (10510018)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 細胞・組織 / microRNA / 軟骨細胞 / 下顎頭 |
Research Abstract |
下顎頭軟骨は、長管骨の関節軟骨や成長板軟骨などの一次軟骨とは異なり、二次軟骨として発生し、成長期には関節軟骨および成長板軟骨の両方として機能する。本研究では、下顎頭軟骨の発生、成長発育および加齢にともなうmiRNAの発現の変化について、マイクロアレイを用いてスクリーニングし、下顎頭軟骨に特異的に発現するmiRNAの遺伝子発現制御機能を、器官培養系とmiRNAの強制発現系を用いて解析することを目的として検討を行った。 初年度のマイクロアレイにおいて注目すべきmicroRNAを検討し、胎齢14,16,18日のICRマウスにおいて、下顎頭の形成とともに発現が減少したmiR-200aに注目することとした。胎齢14日のマウス胎仔から下顎頭を摘出し、器官培養を行った。エレクトロポレーション法を用いてmiR-200a mimicとinhibitorを導入、3日間の培養後、固定、パラフィン包埋を行って切片を作成し、I型・X型コラーゲンとproliferating cell nuclear antigen (PCNA)の免疫組織学的検討を行った。その結果、miR-200a mimic導入群では、I型コラーゲン抗体への反応性のある領域が下顎頭中央部に認められ、PCNA陽性細胞の割合が増加した。一方、miR-200a inhibitor導入群では、X型コラーゲン抗体陽性の肥大軟骨層が拡大した。 さらに、胎齢14日の下顎頭細胞を単層培養し、miR-200a mimicおよびinhibitorを導入後、Cell Counting Kit-8を用いて細胞増殖を評価したところ、mimic導入群において細胞増殖が促進された。 これらの結果より、マウス胎生期下顎頭軟骨において、miR-200aは細胞増殖を促進し、軟骨細胞分化を抑制することが示唆された。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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