2010 Fiscal Year Annual Research Report
リハビリテーション看護師の職務満足度と役割受容に関する研究
Project/Area Number |
22659393
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Research Institution | Ibaraki Prefectural University of Health Science |
Principal Investigator |
関根 聡子 茨城県立医療大学, 保健医療学部・看護学科, 嘱託助手 (30464522)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉川 三枝子 茨城県立医療大学, 保健医療学部・看護学科, 教授 (70453024)
市村 久美子 茨城県立医療大学, 保健医療学部・看護学科, 教授 (00143149)
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Keywords | 回復期リハビリテーション病棟 / 看護師 / 職務満足 / 役割受容 |
Research Abstract |
本研究は、リハビリテーション看護を実践する看護師の役割受容と職務満足度の特徴を明らかにすることにより、それら看護師の職務満足の向上を図り、ひいてはリハビリテーション看護の質の向上を図るための示唆を得ることを目的としている。本年度は、回復期リハビリテーション病棟に勤務する看護師に対し、職務満足と役割受容について質問紙を用いた調査を開始しており、平成23年3月現在データ収集を行っている段階である。本年度の研究活動実施内容は以下の通りである。 1.データ収集の準備 1)倫理的配慮:所属研究機関の倫理委員会の承諾を得た(茨城県立医療大学倫理委員会414) 2)研究協力依頼:「全国回復期リハビリテーション病棟連絡協議会」に会員登録している病院等を参考に決定した調査協力依頼病院(283病院)に対し、平成23年12月~1月に研究依頼文を病院長・看護部長あてで郵送した。その結果、103病院より研究協力の了解が得られた。 3)質問紙の作成:質問紙の内容は、経験年数や経験病棟など対象者の属性に関する質問、石鍋らが作製した看護の機能の項目を使用した「リハビリテーションにおける看護の重要項目と自信のある項目」を問う質問、志自岐が邦訳した看護師の職務満足調査用紙「日本語版McCloskey and Mueller Satisfaction Scale」、三川が作成した「役割受容尺度」とした。 2.データ収集 1)データ収集期間:平成23年2月~3月。 2)対象者:回復期リハビリテーション病棟の看護師(師長及びその補佐は除く)のうち、常勤であり正看護師の資格を持つ、以下のどちらかの条件を満たす者とした。 (1)新卒から回復期リハ病棟で勤務し、勤務経験が3年目以上の看護師 (2)回復期リハ病棟以外での、3年を超える勤務経験を有する看護師 3)データ収集方法:調査協力の了解の得られた病院それぞれに質問紙を郵送し、対象看護師への配布を依頼した。(質問紙総数1270通)回収は、対象者個々に匿名で郵送いただいており、現在回収作業中である。
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