2012 Fiscal Year Annual Research Report
意識障害患者の機能予後の改善を目指す生体リズム調整看護プログラム
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22659398
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Research Institution | Seinan Jo Gakuin University |
Principal Investigator |
清村 紀子 西南女学院大学, 保健福祉学部, 准教授 (90331008)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
深井 喜代子 岡山大学, 保健学研究科, 教授 (70104809)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 概日リズム / 脳血管障害 / 意識障害 / 生体リズム調整 / 看護介入プログラム |
Research Abstract |
本研究の目的は、脳血管疾患の急性期にある患者の概日リズム(以下、CR)を健康レベルに変化させ得るCR調整看護ケアプログラムを探求することにある。本年度は、介入研究を目指すとともに、脳血管障害を呈し急性期にある患者の生体リズムを表現すべくデータ収集にあたった。 1.家族より承諾の得られた脳血管障害急性期にある患者4名(意識レベルJapan Coma ScaleI-20~II-20)について、48時間連続1分間隔で心電図(R-R間隔)を測定した。得られた連続データは最大エントロピー法(MEM)によるスペクトル解析と非線形最小二乗法(LSM)によるあてはめ解析を行った。結果、i)意識レベルに関係なく、発症に近い時期はいずれの患者においても、変化の少ないMesorおよびAmplitudeを示していた、ii)周期リズムは20~40時間と様々であったが、いずれの患者においても、顕著ではないながらも24時間を示すパワースペクトラム密度(PSD)は消失せずに維持されていた。 2.各種感覚刺激を提供するための介入研究プロトコールを作成し、介入の実施に向けてプレテストを開始した。プレテスト結果を踏まえ、今後は提供する看護技術およびその手順と方法について修正していく予定である。看護介入で「患者の生体リズムを24時間に近いリズムに近づける」ためには、刺激の周期性が重要な要素となる。刺激の周期性を確保する手段についての検討は最も重要な検討課題の点の1つである。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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