2010 Fiscal Year Annual Research Report
分娩期における助産診断可視化技法による次世代型トレーニング法の開発
Project/Area Number |
22659410
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
我部山 キヨ子 京都大学, 医学研究科, 教授 (20243082)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
金岡 緑 京都大学, 医学研究科, 講師 (20345979)
柳吉 桂子 京都大学, 医学研究科, 准教授 (50254470)
谷口 初美 京都大学, 医学研究科, 准教授 (30295034)
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Keywords | 助産診断 / 分娩期 / 近未来型トレーニング法 / リフレクション |
Research Abstract |
本研究の目的は、分娩期の助産診断と助産技術を統合し、臨床実践能力を高めるために、OSCEリフレクション法の手法を取り入れ、学習コミュニケーションツールを用いてリアルタイムに学生の助産技術の映像を撮影し、学生・模擬患者・評価者の反応を同時的に撮影し比較することにより、客観的評価のポイントを明確化した視覚的評価に沿った教育プログラムを開発することである。本年度は、以下に示すように分娩期の助産診断に基づいた評価項目の作成とシナリオ作成を行い、それに基づいて1部OSCE-Rの実施を行った。 1. 分娩期の助産診断に基づいた評価項目の作成 分娩期の経過診断(身体的側面)に基づいた産婦-助産学生の相互作用について評価できる項目を明確にし、精錬する。 2. シナリオ作成 分娩介助手順に基づき、分娩第一期、分娩第二期、分娩第三期の場面設定を行った。 3. OSCE-Rの実施(機器の取り扱いの修練、評価項目・シナリオの精錬) 助産専攻学生の分娩期実習に行く前(学内演習で分娩介助手順合格段階)、分娩介助5例終了後に、分娩手順の一場面を提示し、実施・録画を行い、分娩手順の自己評価、学生間評価、教師による評価を行い、評価項目の精錬を行った。
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