2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22659420
|
Research Institution | Konan Women's University |
Principal Investigator |
友田 尋子 甲南女子大学, 看護リハビリテーション学部, 教授 (30237135)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岸 利江子 甲南女子大学, 看護リハビリテーション学部, 客員研究員 (20332942)
長江 美代子 日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 教授 (40418869)
|
Keywords | ドウーラ / DV被害予防 / DVドウーラ / 周産期 / 半構成面接 |
Research Abstract |
周産期に焦点をあてたDV予防のためのドゥーラサポートのあり方を明らかにしDVの被害体験者のニーズに基づいてデザインを構成したDVドゥーラプログラムを作成、実施、評価し、その後にパイロット実験によりDVドゥーラの効果を明らかにすることを目的に、DVドゥーラによるDV被害女性への周産期支援とシステムについて研究する。目標は1.DV被害体験者がドゥーラになるためのニーズを特定。2.DV被害体験者の具体的な周産期サポートを特定。3.DVドゥーラを実践し、DVドゥーラとかかわりの効果を明らかにする。4.目標1から3で明らかになった結果に基づきDVドゥーラについて検討の4点。本年度はDV被害体験者がドゥーラになるためのニーズを特定のため、質的帰納的研究として、周産期にDV被害の体験者であった女性で現在は被害から回避し、身体的精神的に回復をし、DV被害を過去のこととして回想できる女性20名による半構成面接を実施している。現段階で10名程度の調査が終了しているが、子どもを預けることや調査日に子どもや本人の問題でキャンセル等も相次ぎ、保育体制を整えつつ途中段階である。終了した調査はテープ起こしおよび調査分析を開始している。これらが整うことで、DVドゥーラの養成プログラムをデザインする段階となる。本年度の計画であった養成プログラムの検討と作成については、DV被害体験者がドゥーラになるためのニーズを特定することが重要なため、次年度の計画案に追加修正が必要となった。同時に、次年度のDV被害体験者の具体的な周産期サポートを特定するためのアンケート調査による量的研究を周産期にDV被害の体験者であった女性、出産後2年未満の女性100名を対象にしたアンケート調査用紙の検討を開始した。DVドゥーラの具体的支援内容をデザインするデータとなる。
|