2012 Fiscal Year Annual Research Report
耐タンパー性を有する超高性能公開鍵暗号プロセッサの開発
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22680003
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
本間 尚文 東北大学, 情報科学研究科, 准教授 (00343062)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 計算機システム / システムオンチップ / VLSI設計技術 / 暗号プロセッサ / 耐タンパー性 |
Research Abstract |
平成25年度は,研究実施計画に基づいて下記2項目の研究を実施した. 1. 前年度に開発した暗号プロセッサ実装に対するサイドチャネル攻撃実験の実施 前年度に開発したRSA暗号プロセッサのプロトタイプ実装に対するサイドチャネル攻撃実験を網羅的に実施した.実験には,同じく前年度に構築したサイドチャネル情報(消費電力および放射電磁波)測定システムを利用した.具体的には現在RSA暗号に対して最も強力な受動的電力・電磁波解析攻撃の一つとされる入力選択型の攻撃を実施し,その耐タンパー性を評価した.放射電磁波は上記測定システムとマイクロ磁界プローブを組み合わせることで測定した.一方,能動的攻撃実験として,前年度に開発したクロックグリッチ発生回路をサイドチャネル攻撃標準評価ボードのFPGA上に実装して故障利用攻撃実験を実施した.具体的にはRSA暗号に対する攻撃の一つであるSafe-error攻撃を実施した.故障注入のタイミングをナノ秒単位で制御することでその耐タンパー性を評価した. 2. RSA暗号プロセッサジェネレータの開発 本研究で開発したRSA暗号プロセッサのHDL(ハードウェア記述言語)記述を設計仕様に応じて自動生成するジェネレータを開発した.具体的には,RSA暗号プロセッサデータパスの中心的な演算であるべき乗剰余演算を可能な積和演算器の自動生成を実現するシステムを開発した.入力する設計仕様としては,入力語長に加えて,100種類を越える積和演算アルゴリズムを選択可能とした.
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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