2011 Fiscal Year Annual Research Report
多様な入力が可能なマルチタッチインタフェース・インタラクション
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22680009
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
志築 文太郎 筑波大学, システム情報系, 講師 (20323280)
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Keywords | タッチパネル |
Research Abstract |
(1)柔らかいタッチパネルのコンパクトな構成法の検討 前年度に実装した「透明かつ柔らかい素材を操作面とした柔らかいタッチパネル」をモバイル端末向けのタッチパネルとするための構成法を探った。対象としてスレート端末向けの大きさのタッチパネルとし、その上に「透明かつ柔らかい素材を操作面とした柔らかいタッチパネル」を載せることを想定した機構を、アクリルパネルを2枚使用して作成した。この機構の特徴は2枚のアクリルパネル間の光の屈折を活かし、タッチパネル面への接触をその周囲からカメラで撮像できる点にある。 (2)ソフトタッチインタラクションの設計・試作 前年度に引き続き、抽出した接触領域の形状の特徴量を求めて、これらをパラメータとして各種操作の検出及び識別を行うアルゴリズムを作成した。また、アルゴリズムの作成と併せて、得られた特徴量そのままの低レベル情報だけでなく、高レベルの情報(イベント)としても扱える基本ソフトウェアを同時に構築した。具体的には押し込み操作、捻り操作等の検出がその押し込み量、回転量とともに検出可能となっている。また、被験者実験に用いるためのアプリケーションも作成した。 (3)実時間操作音検出機構の開発 前年度に引き続き、市販のタッチパネルに複数個の超小型マイクを取り付け、それらから得られる波形を解析することを試みた。本年度では特にリアルタイムに操作音の解析を行うためのアルゴリズムとして、サポートベクターマシンによる解析、スペクトル重心に基づく解析を試みた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
年度当初に計画した項目全てについて研究開発を行い、一定の成果が得られたため。
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Strategy for Future Research Activity |
これまでのところ当初の計画通り研究開発が推移しているので、本年度もこれを継続する。また、本年度は研究期間の最終年度であるため、研究開発結果を学会あるいは論文誌にて公表する作業も進める。
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