2012 Fiscal Year Annual Research Report
液晶性有機無機ハイブリッド超格子:電磁波制御メタマテリアルの創製
Project/Area Number |
22685019
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
蟹江 澄志 東北大学, 多元物質科学研究所, 准教授 (60302767)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | ナノ粒子 / 液晶 / メタマテリアル / デバイス / 自己組織化 |
Research Abstract |
本研究では,ナノ粒子と有機デンドロン分子とを共有結合的にハイブリッド化することにより,“液晶性有機無機ハイブリッド超格子”を構築することを目的としている.この際,メタマテリアルの概念を導入し,理論的計算によりあらたな機能を発現することが示唆されている構造をターゲットとしてハイブリッド構造を設計・構築することを念頭に研究を行った.さらには,得られた“液晶性有機無機ハイブリッド超格子”構造の相転移を誘起し,電磁波制御メタマテリアルとしての人工機能の ON-OFF に繋がる材料開発を行うことを目的として研究開発を行った.一方で,用いるデンドロンの世代やナノ粒子の粒径を精密に制御することで,分子量超精密制御ハイブリッド粒子を調製する手法を開拓することとした.具体的には,液晶性有機無機ハイブリッド超格子”を構築するためには,厳密な粒径・分子量制御が必須であると捉えた.平成24年度は,前年度までに合成した無機ナノ粒子および有機デンドロンに対し,共有結合を介してハイブリッド化することにより得られる“有機無kはイブリッドデンドリマー”の自己組織構造およびその可逆的構造変化特性に対し,精密な解析を行った.さらに,得られたハイブリッドナノ粒子調製法を半導体無機ナノ粒子に適用し,種々粒径の異なるハイブリッド粒子を調製することで,メタマテリアル構築の基材となる液晶性有機無機ハイブリッドを得た.特に,量子ドットの“有機無機ハイブリッドデンドリマー”化により,今後,光変調機能などのメタマテリアル特性の ON-OFF 制御が可能なデバイスの創成につながる重要な知見を得ることができた.
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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