2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22689026
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
竹内 純 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 准教授 (10451999)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 心筋分化 / 心臓前駆細胞 / エピジェネティクス / クロマチン因子 |
Research Abstract |
(1)心室筋・心房筋分化のプログラミング因子の単離 先行研究より、Baf60cの発現以降に心室筋・心房筋の運命決定がなされる事が明らかとなった。この結果を元に、心臓発生時期と出生0日のから心房と心室領域からマイクロアレーを行いmRNA発現プロファイルを作製した。さらにqRT-PCRで時系列発現変化を再確認した後、20候補因子に絞り込みを行った。マウス胚における発現様式を確認したところ、12遺伝子(分泌性6、転写因子4、エピジェネティック2)において興味深い結果が得られた。mRNAの発現領域をマウス胚を用いて確認したところ、6因子において興味深い発現が見受けられた。現在強制発現系を樹立中。分泌性因子に関してはレコンビナントを作製し、ES分化細胞系への投与と心筋初代培養系に投与を行い、心室筋様細胞及び心房筋様細胞に分化する結果がえられている(特許申請中)。 (2)心臓前駆・幹細胞のプログラミング因子の探索 既知の心臓幹・前駆細胞特異的に発現するマーカー(Islet1、Flk1)を用いて両陽性細胞からマイクロアレーを行い15の候補遺伝子を単離した。この候補遺伝子は1:マウス9日胚における発現様式、2:ES細胞分化誘導系における時系列発現変化様式で絞り込みを行ない、遺伝子破壊マウスの表現型結果と初期胚における発現様式を再確認し、8種類の候補遺伝子に絞り込んだ。結果、心臓中胚葉誘導因子である可能性があるC,Dで、細胞系譜解析(creERT2 KIマウスをROSA-YFPレーポーターマウスと交配)を行ったところ、心臓構成細胞(心筋、刺激伝導系、平滑筋、内皮)に分化していることは明らかとなった(論文投稿中)。さらに、これらの細胞を発現した細胞集団は効率よく心臓を構成する細胞群(心筋、刺激伝導系)に分化していた(特許申請済2012年1月23日:国際特許申請済2012年12月22日) 。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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