2012 Fiscal Year Annual Research Report
永続的なネットワーク動的変動のもとで有効に動作する分散アルゴリズムの実現
Project/Area Number |
22700010
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Research Institution | Nagoya Institute of Technology |
Principal Investigator |
泉 泰介 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (20432461)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | アルゴリズム / 分散システム / 分散アルゴリズム |
Research Abstract |
研究計画で掲げた4つのサブテーマ各々についての研究成果を以下に要約する 1.永続的な動的変化の下での局所分散近似アルゴリズム:前年度に引き続き,生成木問題等の基礎的な問題について,制限された状況におけるアルゴリズムの時間計算量向上等の可能性について検討を行った. 2.分散データ構造の動的変化耐性の解明:昨年度得られていた動的変化に頑健な分散型の二分木構造についての結果を,一般のk分木へと拡張し,論文として成果をまとめた(現在投稿準備中).また,コンテンツ配信メカニズムの一種であるPub-subシステム向けのオーバレイネットワーク構成アルゴリズムについて,その数理的側面をまとめた結果を論文として刊行した. 3.個体群プロトコルモデルの計算能力解析:動的エージェント間のセキュア通信に関わる問題の一つである証明書分散問題について,制限された問題クラスに対する新しい結果を得,国際会議にて発表した.また,個体群プロトコルモデルにおける自己安定計数問題への新たなアルゴリズムを論文としてまとめるとともに(現在投稿中),同問題に対する確率的な手法について検討を行った. 4.自律分散ロボット群に対する分散アルゴリズム:集合問題に対する乱択アルゴリズム,および弱い観測系における一点収束問題について,これまでの結果を拡張し,論文として刊行した.また,悪意のあるロボットを含む系における問題の可解性について,その結果の一般化を行い論文としてまとめた(現在投稿準備中).
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(6 results)