2011 Fiscal Year Annual Research Report
自己適応システムの要求駆動型プログラミングフレームワークに関する研究
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22700025
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Research Institution | The University of Electro-Communications |
Principal Investigator |
中川 博之 電気通信大学, 大学院・情報システム学研究科, 助教 (40508834)
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Keywords | 自己適応システム / ソフトウェア工学 |
Research Abstract |
本研究の目的は,環境や自身の状態,目的の達成状況に応じてシステム構成を自発的に変化させる自己適応システム(self-adaptive-systems)の実装基盤フレームワークを確立するところにある.具体的には,自己適応システムに有効な要求分析法・記述法を確立し,導出された目的をシステム上で動的に管理させるフレームワークを構築することにより,システムの目的と振る舞い仕様とを関連付け,状況の変化に対しても目的達成のためにコンポーネント構成を動的に変更可能なプログラミングフレームワークを提供することを目標としている.平成23年度は各実施計画に従って以下を実施した. 1.システム要求(目的・制約)の記述法および管理メカニズムの構築 自己適応システムに有効な要求記述法として,昨年度,ゴール指向要求記述言語に記述制約を導入したが,今年度は,この記述文法に従ったアクション抽出法および構成決定メカニズムを実装した. 2.状況に適したシステム構成決定機構の実現 目的の達成状況や環境に応じたシステム構成の決定法として,本年度は,1で定義されたゴール指向要求記述を利用した,システム構成決定アルゴリズムを実装した. 3.プログラミングフレームワークの実装 自己適応システムの実装を支援するプログラミングフレームワークとして,本年度は自己適応システム実装のために必要とされる状況の監視,分析,変化の決定,変化の実現機能を提供するAPIを検討し,コンポーネント結合を動的に変更できるフレームワークを実装した. 4.自己適応システム構築実験 3で構築したフレームワークを利用した,自己適応システム構築実験として,清掃ロボットシミュレータ上における清掃ロボットとWebサーバ監視用アプリケーションを実装し,様々な環境で動作させることで実装基盤としての有効性を評価した.
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Research Products
(24 results)