2011 Fiscal Year Annual Research Report
オープンソース開発におけるコミュニケーション遅延解消のための支援技術の開発
Project/Area Number |
22700033
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Research Institution | Nara Institute of Science and Technology |
Principal Investigator |
大平 雅雄 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助教 (70379600)
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Keywords | オープンソース / ソフトウェア工学 / 可視化 |
Research Abstract |
本研究課題は,オープンソース開発におけるコミュニケーション遅延軽減・解消のための支援技術を構築することを目的としている.具体的には,(1)プロジェクト管理者がプロジェクト内で発生するコミュニケーション遅延を検出するための分析手法,(2)現在従事しているタスクに関連する開発者の内,タイムリーに議論が行える開発者を推定する手法,(3)推定した開発者とタスクとの関係を地理的マッピングとして可視化する手法を開発する.また,各手法を統合した支援ツールとして実装し,近年OSS開発において大きな問題となっている「時差の多重性」の解決に寄与することを目指すものである. 平成23年度は,前年度の研究成果(研究目的(1):コミュニケーション遅延検出手法,研究目的(2):リアルタイムコミュニケーションのための開発者推定手法:研究目的(3):開発者と関連タスクを地理的にマッピングするための可視化手法)、に基づいて,コミュニケーション遅延の軽減・解消のための支援ツールの開発と評価を以下のように行った. (1)個々の手法のツール化と支援ツールとしての手法の統合 OSS開発者・管理者からのフィードバックに基づいてシナリオベース設計を行い,開発した各手法が有効に機能するよう各手法を支援ツールとして実装・統合した. (2)各ツールの評価と支援ツールの利用・運用による評価 ツール化した各手法の評価を実証的に行った.また,OSS開発者にインタビューを行い具体的な効果や改善点についての知見を得た.
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Research Products
(18 results)